好きな野菜1位は"じゃがいも"「2022年度 野菜と家庭菜園に関する調査」タキイ種苗2022年8月29日
タキイ種苗は、8月31日の「やさいの日」を前に全国の20歳以上の男女600人を対象に、「2022年度 野菜と家庭菜園に関する調査」を実施。好きな野菜は大人も子どもも「じゃがいも」が1位となった。また、約6割が「野菜の値上がりを実感」しており、約2割が「コロナ以前より野菜の摂取量が増えた」と回答した。
9割の大人が「野菜好き」と回答
調査は7月4日~7日、「野菜」にまつわるイメージ評価や、野菜作りへの関心度や実践状況、野菜摂取目標量の認知率と実践などについてインターネットで行われた。
同調査によると、野菜が好きだと回答した大人は、「大好き」(40.5%)、「どちらかといえば好き」(49.5%)を合わせて90.0%。「野菜好き」の割合は、4年連続で9割を超えた。また、12歳以下の子どもがいる人に聞いた、子どもが野菜好きかどうかでは、「大好き」(15.1%)、「どちらかといえば好き」(43.7%)を合わせて58.8%となった。2019年(64.8%)、2020年(64.5%)、2021年(64.3%)と比較し、やや減少しているが、約6割の子どもが「野菜好き」であることがわかった。
好きな野菜を聞くと、大人も子どもも「じゃがいも」が1位。昨冬の「ポテトショック」でこれまで当たり前に食べられたじゃがいもメニューが入手困難になったことも影響したのか、「じゃがいも」が初めて大人・子ども両方の「好きな野菜」ランキングの首位となった。
一方、大人の嫌いな野菜では、「特にない」と回答した人が33.2%と最も多い結果。ランキングでは「セロリ」(27.2%)、「ゴーヤ」(26.2%)が、2017年以来6年連続で嫌いな野菜のトップ2となった。
家庭菜園の取り組み方では、約2割が「本格派」に移行。「畑を購入・借りる」「庭付き住宅への引っ越し」「耕うん機の購入」などの行動を起こした「本格派」が約2割になった。
約6割が野菜の値上がりを実感
一方、約6割が「野菜の値上がりを実感」しているが、約2割が「コロナ以前より野菜の摂取量が増えた」と回答。「野菜の値上がりを実感」(59.8%)するものの、コロナ禍での健康意識の高まりや自炊機会の増加からか、「コロナ前より野菜の摂取量が増えた」(16.0%)人は約2割となった。
また、サステナブル志向については高止まりの傾向がみられ、野菜の包装がなくても抵抗がない人が約8割となった。「野菜を購入するとき、包装がない(少ない)ものに抵抗を感じない」(79.7%)、「包装がない(少ない)方がいい」(56.5%)と、いずれも前年から横ばい。約7割が「地球に優しいと思うから」(67.3%)と回答した。
タキイ種苗は、カゴメの「野菜をとろうキャンペーン」の一環として発足された「野菜摂取推進プロジェクト」に参加し、野菜摂取向上を応援している。調査の結果を受けて、同社広報出版部の桐野直樹氏は「調査では、約9割が"野菜摂取を重視"している一方で、約3割が"野菜不足"を実感している、という結果になった。日持ちする野菜、さまざまな料理に利用できる野菜を駆使して、野菜摂取を意識してみては」と話している。
重要な記事
最新の記事
-
シンとんぼ(139)-改正食料・農業・農村基本法(25)-2025年4月26日
-
みどり戦略対策に向けたIPM防除の実践(56)【防除学習帖】第295回2025年4月26日
-
農薬の正しい使い方(29)【今さら聞けない営農情報】第295回2025年4月26日
-
1人当たり精米消費、3月は微減 家庭内消費堅調も「中食」減少 米穀機構2025年4月25日
-
【JA人事】JAサロマ(北海道)櫛部文治組合長を再任(4月18日)2025年4月25日
-
静岡県菊川市でビオトープ「クミカ レフュジア菊川」の落成式開く 里山再生で希少動植物の"待避地"へ クミアイ化学工業2025年4月25日
-
25年産コシヒカリ 概算金で最低保証「2.2万円」 JA福井県2025年4月25日
-
(432)認証制度のとらえ方【三石誠司・グローバルとローカル:世界は今】2025年4月25日
-
【'25新組合長に聞く】JA新ひたち野(茨城) 矢口博之氏(4/19就任) 「小美玉の恵み」ブランドに2025年4月25日
-
水稲栽培で鶏ふん堆肥を有効活用 4年前を迎えた広島大学との共同研究 JA全農ひろしま2025年4月25日
-
長野県産食材にこだわった焼肉店「和牛焼肉信州そだち」新規オープン JA全農2025年4月25日
-
【JA人事】JA中札内村(北海道)島次良己組合長を再任(4月10日)2025年4月25日
-
【JA人事】JA摩周湖(北海道)川口覚組合長を再任(4月24日)2025年4月25日
-
第41回「JA共済マルシェ」を開催 全国各地の旬の農産物・加工品が大集合、「農福連携」応援も JA共済連2025年4月25日
-
【JA人事】JAようてい(北海道)金子辰四郎組合長を新任(4月11日)2025年4月25日
-
宇城市の子どもたちへ地元農産物を贈呈 JA熊本うき園芸部会が学校給食に提供2025年4月25日
-
静岡の茶産業拡大へ 抹茶栽培農地における営農型太陽光発電所を共同開発 JA三井リース2025年4月25日
-
静岡・三島で町ぐるみの「きのこマルシェ」長谷川きのこ園で開催 JAふじ伊豆2025年4月25日
-
システム障害が暫定復旧 農林中金2025年4月25日
-
神奈川県のスタートアップAgnaviへ出資 AgVenture Lab2025年4月25日