熊本県庁の公募型実証事業に採択 スカイマティクス2022年9月5日
産業用リモートセンシングサービスを企画・開発・販売するスカイマティクスは9月2日、熊本県庁の公募型実証事業に採択されたことを発表した。
いろはMapper
熊本県では、デジタル化・DX(デジタル・トランスフォーメーション)を推進するための羅針盤として、10年後の熊本のあるべき姿をデザインした「くまもとDXグランドデザイン」を令和3年度(2021年度)に策定。同事業は、グランドデザインに基づく取組みを幅広く行い、事例として県内企業等へ横展開することで、DXに対する機運醸成を高め、同県のDX推進することを目的としている。
スカイマティクスは、リモートセンシング技術を活用し、ドローンでの空撮画像からAIを活用。耕作作物の自動判別調査に活用できるサービスを開発・提供している。今回の実証では、ドローン、AI画像解析技術などの活用による「農地の営農状況の現地確認作業」のDX化を実施。農地のドローン撮影のほか、行政データ(税、農政)との連携による、地図データの作成と空撮画像からAIを活用し、耕作作物を自動判別するアルゴリズムを開発する。
同実証は、スカイマティクスが提供しているクラウドサービス「いろはMapper 」の技術を応用したもの。「いろはMapper」は、高度約100mの上空からドローンで農地を空撮し、撮影した画像を「いろはMapper」にアップロードすることで、現地を目視で見回らなくても、作付調査をWeb上で完結できる。ドローンが人の代わりに現地調査を行い、ドローンで撮影した画像をAIが自動で作物判別を実施するしくみで、2019年のサービス提供開始以降、複数の自治体で導入されている。導入した自治体では約70%〜90%の省力化と効率化に成功し、生産性向上に貢献。また、猛暑日における現地調を省略できることから調査員の熱中症対策の技術としても注目されている。
重要な記事
最新の記事
-
シンとんぼ(150)-改正食料・農業・農村基本法(36)-2025年7月12日
-
みどり戦略対策に向けたIPM防除の実践(67)【防除学習帖】第306回2025年7月12日
-
農薬の正しい使い方(40)【今さら聞けない営農情報】第306回2025年7月12日
-
【注意報】水稲に斑点米カメムシ類 県下全域で多発のおそれ 茨城県2025年7月11日
-
【注意報】斑点米カメムシ類 県内全域で多発のおそれ 新潟県2025年7月11日
-
【注意報】果樹に大型カメムシ類 果実被害多発のおそれ 北海道2025年7月11日
-
【注意報】果樹カメムシ類 県内全域で多発のおそれ 福島県2025年7月11日
-
【注意報】おうとう褐色せん孔病 県下全域で多発のおそれ 山形県2025年7月11日
-
【第46回農協人文化賞】出会いの大切さ確信 共済事業部門・全国共済農協連静岡県本部会長 鈴木政成氏2025年7月11日
-
【第46回農協人文化賞】農協運動 LAが原点 共済事業部門・千葉県・山武郡市農協常務 鈴木憲氏2025年7月11日
-
政府備蓄米 全農の出荷済数量 80%2025年7月11日
-
【'25新組合長に聞く】JA加賀(石川) 道田肇氏(6/21就任) ふるさとの食と農を守る2025年7月11日
-
【'25新組合長に聞く】JA新みやぎ(宮城) 小野寺克己氏(6/27就任) 米価急落防ぐのは国の責任2025年7月11日
-
(443)矛盾撞着:ローカル食材のグローバル・ブランディング【三石誠司・グローバルとローカル:世界は今】2025年7月11日
-
【2025国際協同組合年】協同組合の父 賀川豊彦とSDGs 連続シンポ第4回第二部2025年7月11日
-
米で5年間の事前契約を導入したJA常総ひかり 令和7年産米の10%強、集荷も前年比10%増に JA全農が視察会2025年7月11日
-
旬の味求め メロン直売所大盛況 JA鶴岡2025年7月11日
-
腐植酸苦土肥料「アヅミン」、JAタウンで家庭菜園向け小袋サイズを販売開始 デンカ2025年7月11日
-
農業・漁業の人手不足解消へ 夏休み「一次産業 おてつたび特集」開始2025年7月11日
-
政府備蓄米 全国のホームセンター「ムサシ」「ビバホーム」で12日から販売開始2025年7月11日