「羽生愛菜プロジェクト」2期目のきゅうり収穫を実施 タカミヤの愛菜2022年9月30日
足場をはじめとする仮設機材を開発・製造・販売・レンタルするタカミヤのグループ会社で、農作物を生産、加工・販売するタカミヤの愛菜は、埼玉県羽生市の羽生チャレンジファーム内で実施している「羽生愛菜プロジェクト」の2期プロジェクトで、全面定植後に初めてきゅうりを収穫した。
2期プロジェクトで、全面定植後初となるきゅうりを収穫
「羽生愛菜プロジェクト」が開始した2021年度の1期プロジェクトは、同社で製造・販売している農業用ハウス「G-Castle Neo48」を使い、作付面積約900㎡内に約1300本のきゅうりを定植。今年度の2期プロジェクトでは、農業用ハウス「G-Castle ProⅠ」を使い、作付面積約5200㎡内に約7000本のきゅうりを定植した。昨年度から作付面積を拡大したことできゅうりの定植本数が約5倍に増えた。
今後の収穫量として、9月から2023年6月の期間で計234トン(1反あたり45トンの出荷)、2023年9月から2024年6月の期間で計260トン(1反あたり50トンの出荷)を目標として掲げている。
1期プロジェクトでは2021年9月24日に羽生市内の「super KENZO」へ初出荷。2期目となる今年度は、「super KENZO」に加え、地域の「ヤオコー」や「Beisia ベイシア」の計3社へ販売先を拡大した。
タカミヤの愛菜の農場長は「天気にも恵まれ、全面定植後の初出荷までの立ち上がりは順調に進んだ。しかし、油断せずに今後の実証栽培の課題を一つ一つ着実にクリアしていきたい」と話している。
タカミヤが製造・販売する農業用ハウス「Castle ProⅠ」
タカミヤが製造・販売する農業用ハウス「G-Castle ProⅠ」は、(一社)日本施設園芸協会が推奨する「日本型大型(1ha)標準モデル」 に準じ開発した新型ハウス。大型アーチと水平梁をトラス構造で補強することで、高軒高でありながらアーチピッチを極限まで広げ、高い採光率を確保している。大きな空間、高換気効率、高採光性を実現しながら 耐候性も高く、安心かつ高収量が期待できる。
羽生愛菜プロジェクトでは、ITやIoTの技術を取り入れ、きゅうりの収量をあげるための栽培方法や、良質ないちご・ミニトマトを育てるための栽培システムの実証実験を実施。また、現場作業の省力化やカイゼン活動、労務管理システムの導入など、使用する生産者のためにより機能性の高い栽培施設の開発にも取り組んでいる。
ITやIoTの技術としては、ハウス内環境のセンサリングを行い、得られたデータを蓄積および見える化。得られたデータを活用した各種設備の制御を行うことで、長年の知見に頼らなくても栽培が可能な農業を目指す。
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