ポリエチレン製排水管「トヨドレン」約23億円の戦略投資で生産能力を増強 デンカ2022年10月13日
デンカは、子会社の九州プラスチック工業（熊本県玉名市）で製造しているポリエチレン製排水管「トヨドレン」に関し、約23億円の戦略投資を実施。同市内に新たな用地を取得し、製造設備の移設並びに新規設備の導入により供給能力を増強する。
ポリエチレン製排水管 トヨドレン
ポリエチレン製排水管は、各種インフラ整備における地下水の集排水用として年々用途が拡大。水田の大区画化・汎用化整備による生産性の向上や、河川の緊急治水対策、高速道路4車線化等の国土強靭化工事による災害復旧および防災・減災対策など、社会資本整備に資する製品として需要量の増大が見込まれている。
トヨドレンの施工例。ほ場整備工事
「トヨドレン」は1967 年の販売以来、長年に渡り各種分野で採用され、国内でトップとなる3割以上のシェアを獲得。九州プラスチック工業のほか、同社の千葉工場（千葉県市原市）と美唄分工場（北海道美唄市）を合わせた3か所を製造拠点としている。
今回の九州プラスチック工業での新用地への製造設備移設と新規設備導入により、同工場の生産能力を現行より約6割、在庫能力を2倍以上増強し、供給体制の更なる安定化につなげる。
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