誰でもできる農業DX「レポサク」農林水産技術会議会長賞を受賞 エゾウィン2022年11月7日
誰でも出来る農業DX「レポサク」を開発・提供するエゾウィン(北海道標津町)は、令和4年度(第23回)「民間部門農林水産研究開発功績者表彰」において、「農林水産技術会議会長賞(民間企業部門)」を受賞した。
農林水産技術会議会長賞を受賞したエゾウィン代表取締役の大野宏氏(左から2人目)
同社が受賞した業績は、「TMR利用型酪農における生産プロセス一元管理システムの普及」。高品質な生乳・乳製品のニーズが高まるなか、TMRセンターにおいては、構成酪農家の規模拡大に伴い、飼料生産やTMR製造の効率化、良質なサイレージ生産、乳生産データと飼料生産履歴データの一元化による生産プロセス管理が必要とされている。そこで同社は、飼料生産の作業車両位置や作業進捗状況、バンカーサイロ踏圧状態のリアルタイムモニタリングシステム「レポサク」を開発。TMR配合において設定量が自動排出される飼料タンクのシャッター自動開閉装置、サイレージの生産履歴・成分情報と組合員農家の搾乳ロボットデータを紐付けできる生産プロセス一元管理システムを開発した。
TMRセンター構成員は相互にこれらの情報を共有し比較検討することで生乳生産プロセスの改善を図れ、平均個体乳量は6%向上。作業の省力化やサイレージ品質の向上により、構成酪農家の飼料コスト低減が見込まれる。
同社が開発した「レポサク」は、農作業の「今」と「過去」がハッキリ見える、誰でもできる農業DXで、スマートフォン・パソコンから車両の現在位置と進捗状況を見ることができる。車両の軌跡がリアルタイムに地図上に描かれるため、無線では難しかった細かな進捗状況が手にとるように把握できる。端末を車両の電源に挿すだけで導入が完了するため、関係者全員が誰でも利用可能。作業計画の立案や変更、無線連絡や見回り軽減、給油や故障の対応などにつながる。
重要な記事
最新の記事
-
シンとんぼ(149)-改正食料・農業・農村基本法(35)-2025年7月5日
-
みどり戦略対策に向けたIPM防除の実践(66)【防除学習帖】第305回2025年7月5日
-
農薬の正しい使い方(39)【今さら聞けない営農情報】第305回2025年7月5日
-
【注意報】斑点米カメムシ類 県内全域で多発のおそれ 石川県2025年7月4日
-
(442)エーカレッジ(作付面積)から見る変化【三石誠司・グローバルとローカル:世界は今】2025年7月4日
-
【JA人事】JAながさき県央(長崎県)里山耕治組合長を再任(6月27日)2025年7月4日
-
人的資本を人事制度で具体化する 「令和7年度 人事制度改善セミナー」開催 JA全中2025年7月4日
-
「有機薄膜太陽電池」で発電した電力 ブドウの着色に活用 実証実験開始 山梨県2025年7月4日
-
株主優待制度を新設 農業総研2025年7月4日
-
夏の訪れ告げる初競りの早生桃 福島県産「はつひめ」販売 青木フルーツ2025年7月4日
-
ニッテン「スズラン印」ロゴマークをリニューアル 日本甜菜製糖2025年7月4日
-
「国際協同組合年」認知度調査「生協に参加したい」が7割 パルシステム2025年7月4日
-
洋菓子のコロンバン主催「全国いちご選手権」あまりんが4連覇達成2025年7月4日
-
野菜わなげや野菜つり 遊んで学ぶ「おいしいこども縁日」道の駅とよはしで開催2025年7月4日
-
北海道初進出「北海道伊達生産センター」完成 村上農園2025年7月4日
-
震災乗り越え健康な親鶏を飼育 宮城のたまご生産を利用者が監査 パルシステム東京2025年7月4日
-
神奈川県職員採用「農政技術(森林)経験者」受験申し込み受付中2025年7月4日
-
神奈川県職員採用「獣医師(家畜保健衛生分野)経験者」受験申し込み受付中2025年7月4日
-
信州の味が集結 JA全農長野×ファミマ共同開発商品 長野県知事に紹介2025年7月4日
-
障害者のやりがい・働きがい・生きがい「ガチャタマ」で応援 パルシステム埼玉2025年7月4日