液体計測専用近赤外分光アナライザ「A8860」を開発 食用油、飲料に利用可能 ニレコ2022年11月9日
株式会社ニレコは、液体試料向けの近赤外分光アナライザ「A8860」を開発した。同装置は、複数試料を一括して測定可能な機構と温度制御機能により分析工程の省力化を図ることができる。同社は、同装置を11月15日より東京大学弥生講堂で開催される第38回近赤外フォーラムへ出品すると共に、12月上旬より販売を開始する。
近赤外分光アナライザ「A8860」
近赤外分光アナライザは、測定対象に近赤外線を照射し、吸光度の変化を測定することで対象の成分を非接触・非破壊で迅速に測定できるため、農業や食品産業、医薬品や化学プラントなどのケミカル産業における研究開発分野や生産分野で幅広く活用されている。同社は40年以上にわたり海外メーカ製の近赤外アナライザの販売とサポートを通じノウハウを蓄積しており、ハンドヘルド型からオンラインユース用の超高速スキャン対応分光アナライザまでラインアップに備えている。また、2020年にはラボユース向けの反射測定方式近赤外分光アナライザA8850を独自開発している。
今回リリースする同装置は、同社がこれまでに培った近赤外アナライザの知見をもとに開発したユーザーニーズに即した製品。近赤外分光アナライザA8850で実績のある大型グレーティング(回折格子)とモノクロメータ(分光ユニット)の採用による高品質スペクトルをベースに、開発スピードの向上・互換性部品の適用・コスト削減を目指し、食用油・飲料・石油などの液体試料に最適化された透過測定機構を実現した。
A8860用計測用セル
同装置は、セルに充填された試料ごとに装置内で60℃までの温度制御機構と連動する自動測定機能を搭載し、任意に設定されたサンプル温度に温調後に自動で測定を行う事が可能。これにより、分析者は検体の温度管理の手間を削減できる。また、簡易オートサンプラ機能の搭載により、標準で2連の液体試料の自動測定を可能とした。制御ソフトウェアはA8850で培った経験を基に、操作者の使いやすさを重視したユーザーインターフェースの開発に注力し、シンプルな操作性を実現している。
重要な記事
最新の記事
-
R・ケネディ・ジュニア氏が米国農務省長官顧問に指名された意味(2) 国際ジャーナリスト 堤未果氏2025年1月10日
-
鳥インフル 愛知県で続発22、23、24例目2025年1月10日
-
農地面積 1.1万ha減 目標面積下回る 2023年2025年1月10日
-
米価の見通し「高くなる」判断 過去最高値の「76」 米穀機構2025年1月10日
-
今年の一文字は「進」 山野JA全中会長2025年1月10日
-
(417)100年の流れ【三石誠司・グローバルとローカル:世界は今】2025年1月10日
-
JA貯金残高 108兆6262億円 11月末 農林中金2025年1月10日
-
鳥インフル 米イリノイ州からの生きた家きん、家きん肉等 輸入を一時停止 農水省2025年1月10日
-
高校生が和牛飼育の取り組み競う「第8回和牛甲子園」16日から開催 JA全農2025年1月10日
-
愛知県産バラで新年を祝う「新春 バラ花束25%OFFキャンペーン」開催中 JAタウン2025年1月10日
-
「博多あまおう」5%OFF「あけおめ!あまおめ!新春セール」開催 JAタウン2025年1月10日
-
本日10日は「魚の日」福島県常磐沖産ひらめ漬け丼など特別価格で販売 JAタウン2025年1月10日
-
濃厚な甘さと豊かな香り「岐阜県産いちご『濃姫』フェア」12日から開催 JA全農2025年1月10日
-
焼き芋やスイーツを堪能「三島甘藷祭り」JA直売所などで開催 JAふじ伊豆2025年1月10日
-
産地直送通販サイト「JAタウン」新規会員登録キャンペーン実施中 JA全農2025年1月10日
-
ホスピス在宅「ビーズの家」運営のbeadsへ出資 農林中金キャピタル2025年1月10日
-
ベランダや庭先で手軽に米づくり「バケツ稲づくり」申し込み開始 JAグループ2025年1月10日
-
栃木の6生産者が集結 旬の味覚を堪能「畑のマルシェ」開催 那須千本松牧場2025年1月10日
-
新CM『クボタが支える 日本農業』篇 11日(土)からオンエア クボタ2025年1月10日
-
秋田県にコメリパワー「本荘インター店」25日に新規開店2025年1月10日