果樹農家向け 約7割の省力効果「花蕾採取アシスタント」新発売 サンオーコミュニケーションズ2022年12月9日
株式会社サンオーコミュニケーションズ(茨城県古河市)は12月、慣行手摘み比7割の省力効果を発揮する「花蕾採取アシスタント」を新発売。なし、すもも、もも、さくらんぼの採花作業ができる。農研機構と共同開発した製品で、振動の改善や耐久性の改善など、当社独自の品質改良を加えたモデルとなる。
花蕾採取アシスタント
梨などバラ科の果樹の多くは人工授粉が必須。人工授粉には、花粉そのものが必要となるが、花粉は、人手による一輪一輪の花摘みにより採取される。
花摘みは重労働かつ高コストであるため、花粉自体を輸入する生産者は増加傾向にある一方、輸入した花粉には病害により樹が枯死する危険性がある。病害が発生した場合、花粉の輸入は停止され、生産者の経営圧迫と市場の混乱は避けられない。
同社は生産者が自家製花粉等の国産花粉を低コストで入手したいという要望に応えるため、農研機構との共同研究で「花蕾採取アシスタント」を開発した。
「花蕾採取アシスタント」は、なし・すもも・もも・さくらんぼの4種について採花作業を約7割に省力化。最長 2.3メートルまで無段階で長さ調節が可能で、伸縮できるため、脚立を使った高所作業の頻度が減り、安全に採花作業を行える。連続運転時間は約2時間。「花蕾採取アシスタント」の価格は10万円(税別)。下記注文フォームから購入できる。
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