農薬散布ロボット「Dr.FARBOT」販売開始 GINZAFARM2023年1月6日
アグリテックを最大限に社会実装することをミッションに掲げるGINZAFARMは、主に施設園芸を対象とした農薬散布ロボット「Dr.FARBOT」(ドクターファーボット)の量産モデルの販売を2023年から開始。プラットフォームタイプで、搭載機構の付け替えにより一台のロボットで複数のタスクをこなすFARBOTの中でも問い合せが最も多い、農薬散布スプレーヤ搭載のFARBOTを第1弾として提供する。
Dr.FARBOTスプレーヤ搭載モデル
同社は令和4年度東京都King Salmon Projectに採択されており、同プロジェクトにFARBOTの納入を予定している。
FARBOTに搭載するスプレーヤ機構には静電ノズルを採用、飛散性、付着性に優れ、動力噴霧機併用のホース牽引タイプで薬剤を汲みに行く手間なく連続で作業できる。スプレーヤの高さは上下に可変し、どのノズルから散布するかも選べるため、作物の成長に併せて散布範囲を変更できる。FARBOTの操作同様に散布のON/OFFはリモートコントローラーで行え、離れた場所から操作を行うことで農薬被曝の心配も大幅に削減。オプションでセンシング機能の追加できる。
同社の検証試験では、従来の手散布作業に比べて30%以上の作業時間短縮し、20%の農薬使用量の低減が見られた。テストに協力した栃木県のトマト栽培農家は、「ロボットということで抵抗があったが、最初の1レーン目の走行でその不安が解消されるほど操作が簡単なことがわかり、すぐに慣れた。少し離れた位置から散布状態を確認しながら作業が出来るので、楽なだけでなく効率も良い」とコメントしている。今後は、病害虫診断、ほ場データ管理など順次実装を予定。
テスト機による散布状況
重要な記事
最新の記事
-
シンとんぼ(119) -改正食料・農業・農村基本法(5)-2024年11月23日
-
みどり戦略対策に向けたIPM防除の実践 (36) 【防除学習帖】第275回2024年11月23日
-
農薬の正しい使い方(9)【今さら聞けない営農情報】第275回2024年11月23日
-
コメ作りを担うイタリア女性【イタリア通信】2024年11月23日
-
新しい内閣に期待する【原田 康・目明き千人】2024年11月23日
-
基本法施行後初の予算増確保へ JAグループ基本農政確立全国大会に4000人 生産者から切実な訴え2024年11月22日
-
「適正な価格形成」国関与で実効的に JA群馬中央会・林会長の意見表明 基本農政確立全国大会2024年11月22日
-
JAグループ重点要望実現に全力 森山自民党幹事長が表明 基本農政確立全国大会2024年11月22日
-
農林水産省 エン・ジャパンで「総合職」の公募開始2024年11月22日
-
鳥インフル 米モンタナ州、ワシントン州からの生きた家きん、家きん肉等 輸入を一時停止 農水省2024年11月22日
-
鳥インフル オランダからの生きた家きん等 輸入を一時停止 農水省2024年11月22日
-
11月29日「ノウフクの日」に制定 全国でイベント開催 農水省2024年11月22日
-
(411)「豚ホテル」の異なるベクトル【三石誠司・グローバルとローカル:世界は今】2024年11月22日
-
名産品のキャベツを身近に「キャベツ狩り選手権」開催 JA遠州中央2024年11月22日
-
無人で水田抑草「アイガモロボ」NEWGREENと資本業務提携 JA三井リース2024年11月22日
-
みのるダイニング名古屋店開業2周年「松阪牛ステーキ定食」特別価格で提供 JA全農2024年11月22日
-
【スマート農業の風】農業アプリと地図データと筆ポリゴン・eMAFF農地ナビ2024年11月22日
-
自動運転とコスト【消費者の目・花ちゃん】2024年11月22日
-
イチゴ優良苗の大量培養技術 埼玉農業大賞「革新的農業技術部門」で大賞受賞 第一実業2024年11月22日
-
「AGRIST Aiサミット 2024」産官学金オープンイノベーションで開催2024年11月22日