イノフィスなど4社「アシストスーツ協会」を設立2023年1月11日
東京理科大学発ベンチャーのイノフィスは、アシストスーツの認知度向上と市場形成を加速させるため、アシストスーツを手がけるアルケリス、加地、ダイドーの3社と任意団体「アシストスーツ協会」を発足。これにともない、日本初のアシストスーツ関連企業に限定した展示体験会「アシストスーツサミット」を1月20日、代官山T-SITE GARDEN GALLERYで開催する。
アシストスーツ(パワーアシストスーツ)は、モーターによるアシストや人工筋肉等による荷重分散効果により、重量物の持ち上げ・下げ時に身体にかかる負荷を軽減する目的で開発された商品。物流、建設、製造、農業、医療、介護など様々な業界で、人の手による作業が必要な現場での身体負荷を軽減する。
人手不足や高齢化が深刻な社会課題として顕在化するなか、作業時間の短縮や業務効率化、高齢者・女性の就労支援に繋がる一助として、アシストスーツ市場の拡大が期待されている。一方、顧客からは従業員の確保や、従業員の働き続ける環境の整備に、アシストスーツを活用したいと考えてはいるが、「様々な種類のアシストスーツがあり、自社の課題に合致したアシストスーツが見つけられない」「体験しようにも体験できる場所がない」との声があった。開発企業としては、「企業ごとにデモンストレーションの場を持つように交渉するのは時間と手間がかかる」など営業的な課題を抱えていたことから、アシストスーツ関連企業が協力。アシストスーツ製品の認知度向上、市場形成、啓蒙活動を行い、今後はイベント開催だけでなく、様々業界団体や企業向けに出張合同体験会だけでなく様々なな取組を検討する。
20日に開かれる「アシストスーツサミット」では、同協会に参画する4社のアシストスーツを1度に体感・導入相談ができる。また、アシストスーツ導入支援を行う理学療法士の逢坂大輔氏の講演と、導入経験者のパネルディスカッションを予定。入場の際は事前申し込み不要。入退場自由。
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