土に還る「めんです育苗ポット」試験販売開始 日清紡テキスタイル2023年3月31日
日清紡テキスタイルは3月31日、サーキュラーエコノミー(循環型経済)商品のひとつに検討している、コットン100%の「めんです育苗ポット」をクラウドファンディングのMakuakeで試験販売を開始した。
めんです 育苗ポット
創業時から天然繊維の「コットン」を中心に衣料分野で事業を展開してきた同社は、新しい分野として"農業"に着目し、コットン100%「めんです育苗ポット」を開発した。
農業資材のひとつである「育苗ポット」は、野菜や草花の苗づくりには欠かせないアイテム。試験販売する「めんです育苗ポット」の原料は、紡績工程の落綿(らくめん)100%で作られている。落綿は、糸にすることができないほど短い綿(わた)のことで、これまで廃棄物となっていた。
同社の不織布は、綿に高圧の水流を打ち付け繊維を交絡させてシート状にしているため、落綿のような短い綿もサーキュラーエコノミー商品として再利用できる。
一般的な育苗ポットはプラスチック製の商品が多く、作業時に回収する必要があり、回収されず放置された場合、経年劣化でマイクロプラスチックとなり、環境へ悪影響を及ぼす。一方、「めんです育苗ポット」は、コットン100%で生分解性があり、ポットに入れたまま苗を植えても、すべて土に還るため、育苗ポットを外して植え替えする手間を省くことができ、作業時間の短縮につながる。
「めんです 育苗ポット」の栽培イメージ㊧、根巻きせず成長し、育苗ポットは土に還る
また、プラスチック製の育苗ポットでは、ポットの底で根がグルグル巻きになる根巻きが発生し、窮屈な環境で根が成長するが、「めんです育苗ポット」は、繊維の隙間から根を出せるため、育苗ポットを外さずに植えても、植物の成長に影響を与えない。
同社は、植物の成長過程で使われる資材に「サステナブルな商品を使用する」ことが、美しい環境を維持しながら、安心・安全な植物を育てるうえで、重要な要素であるとしている。
重要な記事
最新の記事
-
R・ケネディ・ジュニア氏が米国農務省長官顧問に指名された意味(2) 国際ジャーナリスト 堤未果氏2025年1月10日
-
今年の一文字は「進」 山野JA全中会長2025年1月10日
-
(417)100年の流れ【三石誠司・グローバルとローカル:世界は今】2025年1月10日
-
JA貯金残高 108兆6262億円 11月末 農林中金2025年1月10日
-
鳥インフル 米イリノイ州からの生きた家きん、家きん肉等 輸入を一時停止 農水省2025年1月10日
-
高校生が和牛飼育の取り組み競う「第8回和牛甲子園」16日から開催 JA全農2025年1月10日
-
愛知県産バラで新年を祝 う「新春 バラ花束25%OFFキャンペーン」開催中 JAタウン2025年1月10日
-
「博多あまおう」5%OFF「あけおめ!あまおめ!新春セール」開催 JAタウン2025年1月10日
-
本日10日は「魚の日」福島県常磐沖産ひらめ漬け丼など特別価格で販売 JAタウン2025年1月10日
-
濃厚な甘さと豊かな香り「岐阜県産いちご『濃姫』フェア」12日から開催 JA全農2025年1月10日
-
焼き芋やスイーツを堪能「三島甘藷祭り」JA直売所などで開催 JAふじ伊豆2025年1月10日
-
産地直送通販サイト「JAタウン」新規会員登録キャンペーン実施中 JA全農2025年1月10日
-
ホスピス在宅「ビーズの家」運営のbeadsへ出資 農林中金キャピタル2025年1月10日
-
ベランダや庭先で手軽に米づくり「バケツ稲づくり」申し込み開始 JAグループ2025年1月10日
-
栃木の6生産者が集結 旬の味覚を堪能「畑のマルシェ」開催 那須千本松牧場2025年1月10日
-
新CM『クボタが支える 日本農業』篇 11日(土)からオンエア クボタ2025年1月10日
-
秋田県にコメリパワー「本荘インター店」25日に新規開店2025年1月10日
-
あんぽ柿巨大ガチャガチャ抽選会「道の駅ふくしま」で開催 福島県2025年1月10日
-
芦北町役場などへデコポンを贈呈 JAあしきた2025年1月10日
-
クボタの無人自動運転コンバインが2024年日経優秀製品・サービス賞 「最優秀賞」を受賞2025年1月10日