日本シグマックスと協業 第1弾「サポーター型アシストスーツ」新発売 イノフィス2023年4月4日
東京理科大学発ベンチャーのイノフィスは、医療用、スポーツ用サポーターやリハビリ関連製品などを展開する日本シグマックスと、アシストスーツに関する製造委託および共同開発で同意。協業第1弾として、サポーター型アシストスーツ「マッスルスーツSoft-Light(ソフトライト)」を3月28日に発売した。
2社の共同開発で生まれた第1弾商品の「マッスルスーツSoft-Light(ソフトライト)」
装着型の作業支援ロボットを開発・販売するイノフィスの外骨格型アシストスーツ「マッスルスーツEvery」は、電力を使わず、圧縮空気を使用した人工筋肉が補助力を発揮する。同社の「マッスルスーツ」は2021年4月末現在、はシリーズ累計出荷台数2万台を突破した。
日本シグマックスは、1973年の創業以来、「整形外科医療分野」に特化して関節用装具やギプス、リハビリ関連製品などを製造・販売している。サポーター専業ブランド「MEDIAID(メディエイド)」から販売されているサポーター型アシストスーツ「メディエイドアシストギア」は、人体構造に即した設計とパーツごとの適度な伸縮性により、動きやすさを確保しながら作業中の姿勢をサポートし、腰への負担を軽減する。
外骨格型とサポーター型のカテゴリでアシストスーツをそれぞれ開発する両社は、2022年初頭から協業について模索し始めた。1年かけてアシストスーツ市場の現状の課題や今後の市場拡大に向けて取り組むべき課題を検討し、このほど、アシストスーツに関する製造委託および共同開発をすることで合意。今後は、カテゴリを超えて、身体負荷を軽減し、人々の毎日を支える製品づくりをさらに加速する。
協業第1弾として発売した、サポーター型アシストスーツ「マッスルスーツSoft-Light(ソフトライト)」は、腰を中心とした上下パーツを連結することで肩、太ももから腰に向かって張力が働き、前傾姿勢の腰への負担を減らす。また、腰ベルトの腹腔圧上昇効果により腰を安定させ、長時間の同じ姿勢による負担を軽減。外骨格型にあるフレームがないため、装着の違和感が少なく、上下パーツ合わせて約460gと軽量化を実現し、狭い場所での作業も邪魔をしない。上パーツと下パーツに分かれており、各自の身体にフィットするサイズを選べる。
希望小売価格は、上下あわせて2万7500円(税込)。マッスルスーツブランドサイト内のECショップでは、4月中旬の販売開始を予定。
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