べと病R119抵抗性 ホウレンソウ新品種「スーパーセーブ」種子を発売 サカタのタネ2023年5月11日
サカタのタネは、厳寒期の生育、葉枚数、収穫作業性に優れ、べと病レース119に抵抗性を持つ秋冬ホウレンソウの新品種「スーパーセーブ」の種子を営利生産者向けに7月下旬から発売する。
厳寒期でも収量性に優れるホウレンソウ「スーパーセーブ」
べと病は葉に黄色い斑点ができ、葉の裏に灰色のカビが生える植物病害。感染したホウレンソウは出荷ができなくなる上、病害の広がりが早いため、生産現場で甚大な被害をもたらすケースもある。
多くのレース(病原性が異なる菌系統)があることで知られ、「スーパーセーブ」は国内当社品種では初めて、現在確認されているレース119全てに対して抵抗性を持つ。
ホウレンソウは厳寒期に生育が緩やかになり、収量が上がりにくいことが課題となるが、同品種は低温伸長性に優れ、寒さの中でも安定して生育。葉枚数が多く重量があり収量性に優れるほか、草姿が立性で収穫時に絡まりにくく、葉軸がしなやかで袋詰めの際に折れにくいため、収穫作業性にも優れている。
秋冬はべと病や、寒さによる生育停滞でホウレンソウ生産が不安定になりやすい時期だが、「スーパーセーブ」により生産者の収益とともに、青果の安定供給へつながると期待される。
「スーパーセーブ」の種子の希望小売価格はプライマックス種子Mサイズ)1袋約3万粒入り5720円。全国のJA、種苗店を通じて7月下旬から順次発売。価格は税込。
ホウレンソウ「スーパーセーブ」の作型図
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