農業支援システム開発でAIの研究棟と自社圃場 岐阜県可児市に開設 ディーピーティー2023年6月5日
農業生産の効率化に向けてスマート農業システムを開発するむディーピーティー株式会社(愛知県名古屋市)は、自社開発のビニールハウス内環境制御システム「e-minori」の動作検証と開発中の新システムの実証実験のため、岐阜県可児市に「AI-Lab 可児研究所」を開設した。
ディーピーティー株式会社 AI-Lab可児研究所
「e-minori」は、ハウス内環境の測定と制御をリーズナブルに実現する複合環境制御サービス。ハウス内外と土壌の環境をセンサーで測定し、測定データはクラウドにアップされる。PCはもちろんスマホなどの画面で制御ノードを操作し、暖房機やCO2発生器、電磁弁等を遠隔操作が可能で、設置工事不要で、届いたその日から利用できる。
「e-minori」にデータ予測処理や自動制御機能を搭載することで、農作業の負担軽減に繋がる。例えば、ハウス内の温度を下げる際の「窓を開ける」「暖房を消す」などの複数の作業を、環境や状況を考慮し、選択肢の中からより最適な方法をAIが提案する。また、CO2排出削減や高騰する燃料費の削減によりコスト抑制に繋げることも可能。
同施設では実際の農業環境を整備し、「e-minori」のAI統合制御と従来制御が稼働する予定。また、開発中のカメラも設置し、ビニールハウスで役立つ次世代のカメラシステムの検証も計画している。同社製品のAI制御の試験をいつでも見学ができる施設としての活用も検討中。
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