作付け調査効率化アプリ「デタバ」兵庫県丹波市で試験的に導入 サグリ2023年7月5日
衛星データとAI、区画技術を掛け合わせ、農業や環境における課題解決を目指す岐阜大学発ベンチャー企業のサグリが開発した作付け調査効率化アプリ「デタバ」が、兵庫県丹波市に関西地方で初めて試験的に導入された。スリヴァー
作付け調査は、農地において紙台帳の通り作付けがされているかどうかを調査するもの。黒豆や丹波大納言小豆などの豆類・米類が名産の丹波市では、これまで紙台帳をもとに調査が行われ、広範囲に及ぶ農地を1つずつ目視で確認。数回足を運ぶこともあり、大きな負担のかかる作業だった。また、調査後も、紙の台帳からパソコンにデータを入力するため、さらに膨大な労力がかかる。
作付け調査効率化アプリ「デタバ」は、衛星データとAIを活用して、作付けの推定結果を把握し、作付け判定結果をWeb上で記録できる。丹波市は同社の本社があることもあり、作付け調査効率化アプリ「デタバ」を実証実験段階で導入てきた。これまでの実証実験の結果も踏まえ、丹波市の地域農業再生協議会が行ってきた作付け調査の費用や労力の軽減への期待から、「デタバ」の試験的な導入が決まった。
デタバは農地の作物銘柄を見分けることができる行政の地域農業再生協議会向けのソリューション。営農計画書で申請された作物が申請通り作付けされているかをAIが判断し、申請通りに作付けされていないと判断された場所に絞った調査を行うことで調査の効率化を図れる。
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