ビッグベイン病に強い厳寒期どりサリナス レタス「Fブロウ」新発売 タキイ種苗2023年8月9日
タキイ種苗は2023年度新品種として、玉肥大と在圃性にすぐれる厳寒期どりレタス「Fブロウ」の種子を発売する。
新品種のレタス「Fブロウ」
レタスの栽培は天候の影響を受けやすい。
暖地の厳寒期どりトンネル栽培においては、暖冬年には生育の前進や形状の乱れが問題となり、一方で厳冬年には肥大不足や生育遅延が発生。各年の不安定な作柄は、供給量や青果価格を大きく変動させる。
また、一部の産地で発生しているレタスビッグベイン病は土壌伝染性の病害で、低温条件で発生が助長され、収量の低下や生育遅延が慢性的に問題となっている。
レタスべと病は、トンネル栽培など湿度が高い環境で発生しやすい病害で、毎年のように各地で発生し、生産者を悩ませている。
新品種の「Fブロウ」は、トンネル栽培で玉肥大と形状が安定して在圃性がすぐれ、ビッグベイン病とべと病に強い品種として育成が進められた。
「Fブロウ」L5000粒は1万2980円(税込)。
◎「Fブロウ」の品種特性
玉肥大が安定し、在圃性がすぐれる
厳寒期どりのトンネル栽培で草勢が安定し、ボリューム感のある大玉に仕上がる。結球スピードは比較的遅いため、収穫適期が長く在圃性にすぐれる。外葉は濃緑で葉面の凹凸が多く、見た目が特徴的なサリナス系中生種。
形状が安定し、高い秀品率
トンネル内での温度変化に比較的鈍感で、球形状はきれいな豊円形で安定。また、球尻のまとまりがよく、タコ足など異常球の発生も少ないため、秀品率が高い品種。
ビッグベイン病とべと病に強い
低温期に発生する土壌伝染性病害であるレタスビッグベイン病に対して高いレベルの耐病性を示す。発病による生育の遅延が少なく、安定した生育が期待できる。また、多湿と低温で発生しやすいレタスべと病にも比較的強く、トンネル栽培においても安心して栽培できる。
適期表
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