インド法人設立 成長著しいインド農業へ機械化と効率化を提供 丸山製作所2023年9月5日
防除機、林業機械等の農業用機械の製造・販売を行う株式会社丸山製作所はインド市場に最適化された防除機の製造・販売およびサービス体制の確立を目的とした現地法人「MARUYAMA MFG INDIA PRIVATE LIMITED」を設立した。
■設立の背景
同社は現在、アメリカ、中国、タイ(2拠点)、ベトナムの5つの現地法人を展開している。さらに、ヨーロッパ、ロシア、オセアニア、アフリカ、中東、アジア、中国、アメリカの市場に商品を展開し、グローバルな製造・販売・流通体制を構築している。
この度、アジアを中心にさらに製造・販売体制の強化を図るべく、成長著しいインドに5カ国目の海外拠点を設立した。インドの人口は14億3,651万人(2023年 IMF)となり、2023年中に中国を抜き世界最多の人口となることが見込まれている。また農用地面積も日本の約40倍と、国土の約半数を占めている(2022年 農林水産省資料より)。しかし、農業従事者の多くは非効率的な小規模農家のため、急増する食料需要に対応するためにも農業における機械化と作業の省力化、高効率化による生産性の向上が求められている。
同社は創業より128年間で培った防除機に関する技術力やサービス体制をインドでも発揮することで、より一層インド市場に適した製品開発と顧客へのきめ細かなサービスが可能となり、農業機械からインド国内の食料の安定供給へ貢献できると考えている。
■主な展開内容
同社ではこれまでもインドの企業と協業して、日本国内で実績のある乗用管理機「ハイクリブーム」をインド向けに開発し、輸出を行ってきた。日本国内とは使用環境や圃場の条件も違うため、これまでは現地で発生した問題を都度、国内の設計部門にフィードバックすることで対応をしてきた。
この度現地法人を設立することで、使用する環境や国民性、栽培作物に応じた使いやすい機械などの現地情報やお客様の声をダイレクトに反映させ、開発をスピーディーに行っていく。また、現地の生産工場に生産委託を行い、インド国内で部品の調達から製造までを実施することで、現地のコストに合った製品の提供を実現する。現地にて設計・開発・耐久試験を実施し、作業状況に準じたアフターサービスプランの提供を目指し、地元に根付いた製品とサービスの展開によってインド農業のさらなる発展を目指す。
■インド法人概要
法人名:MARUYAMA MFG INDIA PRIVATE LIMITED
設立日:2023年6月26日
登記住所:4th Floor, JMD Regent Arcade, DLF Phase 1, Sector-28,MG Road, DLF QE Dlf Qe Gurgaon HR 122002 IN
資本金:90,000,000ルピー
事業内容:インドでの農林業機械の製造・販売
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