夏も冬も安定生産 アスパラガス「ハイパーウェルカム」種子を発売 サカタのタネ2023年9月7日
サカタのタネは、高温期の穂の締まりと収穫持続性に優れ、低温期でも早く芽が出て太く形のよい青果を収穫できる雌雄混合系F1アスパラガス「ハイパーウェルカム」の種子を営利生産者向けに11月下旬から発売する。
夏の高温でも穂が開きにくい
「ハイパーウェルカム」
アスパラガスにおいて、先端部分の穂の締まり具合は出荷価格に直結する大切な要素となるが、夏の生産では高温で穂が開いてしまうことがある。新発売の「ハイパーウェルカム」は、高温期でも穂が開きにくく、高品質な青果出荷が期待できる。また、夏は高温でスタミナが持続せず、芽が少なくなったり、芽が出てこなくなったりすることもあるが、同品種は暑さの中でも生育が止まりにくく、安定して収穫できる。
夏の生産におけるメリットに加え、低温期でも早くから萌芽が始まり、かつ茎の太さ、そろいなど形状も安定した青果が収穫できる。一般的にアスパラガスは2~3 月から収穫が始まるが、従来品種の場合、寒さで芽が出ない、芽の出始めは細く形が悪いなどの課題があった。一方、「ハイパーウェルカム」は、萌芽の開始が早く、収穫開始期から市場で評価が上がりやすい太さ(Lサイズ)で収穫が可能。市場価格が高い低温期に品質のよい青果を出荷できる。
「ハイパーウェルカム」の種子の希望小売価格は1000粒入り袋が2万3100円、100粒入り袋は2640円。全国のJA 、種苗店を通じて11月下旬から発売。
重要な記事
最新の記事
-
1人当たり精米消費、3月は微減 家庭内消費堅調も「中食」減少 米穀機構2025年4月25日
-
【JA人事】JAサロマ(北海道)櫛部文治組合長を再任(4月18日)2025年4月25日
-
静岡県菊川市でビオトープ「クミカ レフュジア菊川」の落成式開く 里山再生で希少動植物の"待避地"へ クミアイ化学工業2025年4月25日
-
25年産コシヒカリ 概算金で最低保証「2.2万円」 JA福井県2025年4月25日
-
(432)認証制度のとらえ方【三石誠司・グローバルとローカル:世界は今】2025年4月25日
-
【'25新組合長に聞く】JA新ひたち野(茨城) 矢口博之氏(4/19就任) 「小美玉の恵み」ブランドに2025年4月25日
-
水稲栽培で鶏ふん堆肥を有効活用 4年前を迎えた広島大学との共同研究 JA全農ひろしま2025年4月25日
-
長野県産食材にこだわった焼肉店「和牛焼肉信州そだち」新規オープン JA全農2025年4月25日
-
【JA人事】JA中札内村(北海道)島次良己組合長を再任(4月10日)2025年4月25日
-
【JA人事】JA摩周湖(北海道)川口覚組合長を再任(4月24日)2025年4月25日
-
第41回「JA共済マルシェ」を開催 全国各地の旬の農産物・加工品が大集合、「農福連携」応援も JA共済連2025年4月25日
-
【JA人事】JAようてい(北海道)金子辰四郎組合長を新任(4月11日)2025年4月25日
-
宇城市の子どもたちへ地元農産物を贈呈 JA熊本うき園芸部会が学校給食に提供2025年4月25日
-
静岡の茶産業拡大へ 抹茶栽培農地における営農型太陽光発電所を共同開発 JA三井リース2025年4月25日
-
静岡・三島で町ぐるみの「きのこマルシェ」長谷川きのこ園で開催 JAふじ伊豆2025年4月25日
-
システム障害が暫定復旧 農林中金2025年4月25日
-
神奈川県のスタートアップAgnaviへ出資 AgVenture Lab2025年4月25日
-
【人事異動】ヤマハ発動機(5月1日付)2025年4月25日
-
【人事異動】石原産業(4月25日付)2025年4月25日
-
「幻の卵屋さん」多賀城・高知の蔦屋書店に出店 日本たまごかけごはん研究所2025年4月25日