ヤンマー、イチネンホールディングスなど7社から3.3億円を資金調達 テラスマイル2023年9月13日
農業特化の経営管理クラウド「RightARM(ライトアーム)」を開発・提供するアグリテックスタートアップのテラスマイルは、ヤンマーグループなど7社から、総額3億3000万円を資金調達を実施した。今回新たに加わった引受人はヤンマーグループのほか、イチネンホールディングス、FutureFoodFund1号投資事業有限責任組合、株式会社誠和、グローブアドバイザーズベンチャーズ有限責任事業組合、株式会社ラック、株式会社佐銀キャピタル&コンサルティングの7社。
近年、国内外で市場拡大しているスマート農業技術は、大規模農業者向けのソリューションが主流。国内市場の大多数で、産地を形成する意欲的な若手農業者や新規就農者は、技術の導入にあたってのコストが大きく、ツールの使用にあたっては複雑で手間がかかることから、産地農業を指導する行政やJAの指導者にとっても課題となっている。
同社が提供する「RightARM(ライトアーム)」は、農業情報学会賞を受賞するなど、そのデータ蓄積・整形技術の機能性と使いやすさが証明されている。この技術を活用することで、農業者は農業経営に関わるあらゆる情報を自動的に収集・整理が可能。また、データに基づく農業経営と儲け方の指針を分かりやすい形で得ることができる。
また、農業者だけでなく行政の普及指導員やJAの営農指導員、他の農業者とデータを共有が可能な「RightARMforEX」(2022年リリース)は、デジタル・トランス・フォーメーションの波に乗り、すでに全国20都道府県、29産地で導入されている。
今回調達した資金は、(1)GHG SCOPE3に対応したシステム基盤の開発(2)国内作物別栽培マニュアルのデジタル化(3)RightARMの認知度向上と普及展開の強化に活用。ソリューションの提供と合わせてワークショップの実施など、取り組みの定着支援を行い、全国47都道府県での早期導入をめざす。
重要な記事
最新の記事
-
シンとんぼ(127)-改正食料・農業・農村基本法(13)-2025年2月1日
-
みどり戦略対策に向けたIPM防除の実践(44)【防除学習帖】第283回2025年2月1日
-
農薬の正しい使い方(17)【今さら聞けない営農情報】第283回2025年2月1日
-
2024年の農業就業者は180万人 前年比7万人減 総務省・労働力調査2025年1月31日
-
備蓄米の買い戻し条件付き売り渡しを諮問 農水省が食糧部会に2025年1月31日
-
殺処分対象911万羽 鳥インフルエンザ 国内48例目 愛知県で確認2025年1月31日
-
"人財"育てチームで改革(1) JAみえきた組合長 生川秀治氏【未来視座 JAトップインタビュー】2025年1月31日
-
"人財"育てチームで改革(2) JAみえきた組合長 生川秀治氏【未来視座 JAトップインタビュー】2025年1月31日
-
【世界の食料・協同組合は今】EU環境戦略の後退と戦略的対話 農中総研・平澤明彦氏2025年1月31日
-
【クローズアップ 畜産・酪農対策】生乳需給参加が事業要件 「欠陥」改正畜安法是正へ農水省方針2025年1月31日
-
(420)「いまトラ」をどう見るか【三石誠司・グローバルとローカル:世界は今】2025年1月31日
-
GI取得「かづの牛」など農産物・加工品6産品 農水省2025年1月31日
-
いちご観光農園「熊本あしきた いちごの森」オープン 「ゆうべに」「恋みのり」食べ放題 JAあしきた2025年1月31日
-
シャキッと甘く 高級かんきつ「甘平」出荷始まる JAえひめ中央2025年1月31日
-
全国の魅力的な農畜産物・加工品が勢ぞろい JA全農が商談会2025年1月31日
-
岩手県から至高の牛肉を「いわて牛・いわちくフェア」2月1日から開催 JA全農2025年1月31日
-
「国産米粉メニューフェア」銀座みのりカフェ・みのる食堂で開催 JA全農2025年1月31日
-
「はこだて和牛」など味わえる「JA新はこだてフェア」2月1日から開催 JA全農2025年1月31日
-
「ニッポンの食」で応援 全日本卓球選手権大会(ダブルスの部)に特別協賛 JA全農2025年1月31日
-
蔵出しミカンの出荷始まる 食味良く大玉傾向 JAふくおか八女2025年1月31日