夏越ししやすく強風に強い 冬どり用一本ネギ「冬扇シオン」種子発売 サカタのタネ2023年9月20日
サカタのタネは、低温期の肥大・伸長性に優れ、秀品率の高い冬どり用一本ネギ「冬扇シオン」の種子を営利生産者向けに11月下旬から発売する。
秀品率の高い冬どり用一本ネギ「冬扇シオン」
一本ネギは生育期間が長く、冬どり用ネギの生育前半は梅雨から夏に当たる。この期間は、大雨で圃場に水がたまることによる湿害発生や、高温乾燥が原因で欠株が発生しやすい時期。最終的な収穫量に直結するため、欠株のしにくさは生産者にとって重要なポイントとなる。
夏から秋は台風による倒伏も問題となる。ネギは倒れてしまうと品種や程度によっては人の手で起こす必要があるため、労力が必要となる。また、倒れたネギを起こしてその後生育したとしても、倒伏が原因でネギに曲がりが発生し、市場評価が下がることがある。
「冬扇シオン」は、夏はコンパクトに生育するため風の影響を受けにくく、耐倒伏性に優れるため曲がりも少ない。強風による葉折れも少なく、機械管理作業もしやすい品種。また、冬どり用一本ネギの中では収穫適期が長いことも特長。ネギは暖かくなると花芽(ネギ坊主)が上がり、商品価値が著しく低下するが、「冬扇シオン」は、冬どり用品種としては抽苔が遅く、3月まで収穫できる。
ネギ「冬扇シオン」の種子の希望小売価格は1dl入り袋が1万890円、ペレット種子6000粒入り袋は7645円。3年後の販売目標は1億円。全国のJA、種苗店を通じて11月下旬から発売。価格は税込。
重要な記事
最新の記事
-
シンとんぼ(127)-改正食料・農業・農村基本法(13)-2025年2月1日
-
みどり戦略対策に向けたIPM防除の実践(44)【防除学習帖】第283回2025年2月1日
-
農薬の正しい使い方(17)【今さら聞けない営農情報】第283回2025年2月1日
-
2024年の農業就業者は180万人 前年比7万人減 総務省・労働力調査2025年1月31日
-
備蓄米の買い戻し条件付き売り渡しを諮問 農水省が食糧部会に2025年1月31日
-
殺処分対象911万羽 鳥インフルエンザ 国内48例目 愛知県で確認2025年1月31日
-
"人財"育てチームで改革(1) JAみえきた組合長 生川秀治氏【未来視座 JAトップインタビュー】2025年1月31日
-
"人財"育てチームで改革(2) JAみえきた組合長 生川秀治氏【未来視座 JAトップインタビュー】2025年1月31日
-
【世界の食料・協同組合は今】EU環境戦略の後退と戦略的対話 農中総研・平澤明彦氏2025年1月31日
-
【クローズアップ 畜産・酪農対策】生乳需給参加が事業要件 「欠陥」改正畜安法是正へ農水省方針2025年1月31日
-
(420)「いまトラ」をどう見るか【三石誠司・グローバルとローカル:世界は今】2025年1月31日
-
GI取得「かづの牛」など農産物・加工品6産品 農水省2025年1月31日
-
いちご観光農園「熊本あしきた いちごの森」オープン 「ゆうべに」「恋みのり」食べ放題 JAあしきた2025年1月31日
-
シャキッと甘く 高級かんきつ「甘平」出荷始まる JAえひめ中央2025年1月31日
-
全国の魅力的な農畜産物・加工品が勢ぞろい JA全農が商談会2025年1月31日
-
岩手県から至高の牛肉を「いわて牛・いわちくフェア」2月1日から開催 JA全農2025年1月31日
-
「国産米粉メニューフェア」銀座みのりカフェ・みのる食堂で開催 JA全農2025年1月31日
-
「はこだて和牛」など味わえる「JA新はこだてフェア」2月1日から開催 JA全農2025年1月31日
-
「ニッポンの食」で応援 全日本卓球選手権大会(ダブルスの部)に特別協賛 JA全農2025年1月31日
-
蔵出しミカンの出荷始まる 食味良く大玉傾向 JAふくおか八女2025年1月31日