【みどり戦略】土壌データ等に基づく「自動潅水施肥装置」の普及拡大 ルートレック・ネットワークス2023年9月22日
ルートレック・ネットワークス(神奈川県川崎市)は、農水省より「みどりの食料システム法に基づく基盤確立事業実施計画」として、昨年11月に認定され、実現に向け取り組んでいる。
自動潅水施肥装置
同社のAI潅水施肥システム「ゼロアグリ」は、これまで農家の経験・ノウハウに依存する潅水施肥作業を、土壌データに基づく作物の成長に適した自律制御に切り替え、化学肥料の使用低減、節水、作業時間の削減に寄与する。今回、みどり投資促進税制の対象機械に追加された。施設園芸(特にパイプハウス栽培)での普及拡大を目指し、機械・資材メーカーとの協業等を通じて販売体制を強化する。
同社は、今年7月に農機総合メーカーであるクボタの連結子会社となり、販売力強化を図るとともに、導入後も安心できる全国サポート体制を構築した。引き続き、需要データに基づく肥料のオンデマンド供給を実現し、化学肥料の使用低減とそれに伴う温室効果ガスの排出削減の効果を農業者のスマホで「見える化」する機能実装等、導入メリットを充実させる。
計画の実施期間は、2022(令和4)年11月から2027(令和9)年2月。
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