【みどり戦略】静電噴口防除ロボットや水田除草機等の普及拡大 みのる産業2023年9月26日
みのる産業(岡山県赤磐市)は、農水省より「みどりの食料システム法に基づく基盤確立事業実施計画」として、昨年11月に認定され、実現に向け取り組んでいる。
水田除草機とポット成苗田植機、静電噴口防除ロボット
同社は、水稲の有機・無農薬栽培に適した「ポット苗」に対応したポット成苗田植機や、水田の物理的除草を高効率に行える除草機、さらに、開発中だった静電噴口防除ロボットも市販化され、普及拡大に取り組む。いずれもみどり投資促進税制の対象機械に追加された。製品の認知度向上に向けたPR活動を強化し、販売店との協力体制を構築する。
計画の実施期間は、2022(令和4)12月から2028(令和10)年3月。今回の認定を受けて同社は、製品パンフレットの作成や展示会への出展、全国各地の販売代理店との協力体制を強化する。水田除草機の普及地域の拡大に向けては、農業試験場やJA等に働きかける。また、静電噴口防除ロボットの効果を大きく広く周知するため、ホームページ等での情報発信を充実させる。
静電噴口防除ロボットは、レール走行式防除ロボット(ARS-20)に20頭口静電噴口(FSL-100)をセットすることで高軒高ハウスのハイワイヤー栽培に対応。噴霧高さは地上から最大で4.5m(ノズルの角度による)、ハウスの入口に当たらないよう、折り畳みが可能であり、全高は伸展時3.4m、折り畳み時2.5m。静電効果で付着率が向上するため、約30%の農薬使用量削減が期待できる。
重要な記事
最新の記事
-
シンとんぼ(127)-改正食料・農業・農村基本法(13)-2025年2月1日
-
みどり戦略対策に向けたIPM防除の実践(44)【防除学習帖】第283回2025年2月1日
-
農薬の正しい使い方(17)【今さら聞けない営農情報】第283回2025年2月1日
-
2024年の農業就業者は180万人 前年比7万人減 総務省・労働力調査2025年1月31日
-
備蓄米の買い戻し条件付き売り渡しを諮問 農水省が食糧部会に2025年1月31日
-
殺処分対象911万羽 鳥インフルエンザ 国内48例目 愛知県で確認2025年1月31日
-
"人財"育てチームで改革(1) JAみえきた組合長 生川秀治氏【未来視座 JAトップインタビュー】2025年1月31日
-
"人財"育てチームで改革(2) JAみえきた組合長 生川秀治氏【未来視座 JAトップインタビュー】2025年1月31日
-
【世界の食料・協同組合は今】EU環境戦略の後退と戦略的対話 農中総研・平澤明彦氏2025年1月31日
-
【クローズアップ 畜産・酪農対策】生乳需給参加が事業要件 「欠陥」改正畜安法是正へ農水省方針2025年1月31日
-
(420)「いまトラ」をどう見るか【三石誠司・グローバルとローカル:世界は今】2025年1月31日
-
GI取得「かづの牛」など農産物・加工品6産品 農水省2025年1月31日
-
いちご観光農園「熊本あしきた いちごの森」オープン 「ゆうべに」「恋みのり」食べ放題 JAあしきた2025年1月31日
-
シャキッと甘く 高級かんきつ「甘平」出荷始まる JAえひめ中央2025年1月31日
-
全国の魅力的な農畜産物・加工品が勢ぞろい JA全農が商談会2025年1月31日
-
岩手県から至高の牛肉を「いわて牛・いわちくフェア」2月1日から開催 JA全農2025年1月31日
-
「国産米粉メニューフェア」銀座みのりカフェ・みのる食堂で開催 JA全農2025年1月31日
-
「はこだて和牛」など味わえる「JA新はこだてフェア」2月1日から開催 JA全農2025年1月31日
-
「ニッポンの食」で応援 全日本卓球選手権大会(ダブルスの部)に特別協賛 JA全農2025年1月31日
-
蔵出しミカンの出荷始まる 食味良く大玉傾向 JAふくおか八女2025年1月31日