農業ドローン「AC101 connect」2024年春から提供開始 NTTイードローン2023年9月28日
NTTイードローンは、「みどりの食料システム戦略」への貢献を目指す農業ドローンとして自社で設計・開発・製造する「AC101 connect」を2024年春から提供する。
NTTイードローンは、「AC101 connect」を通じて、政府が推進する環境負荷の低減を図りながら、持続可能な農山漁村の創造やサプライチェーン全体を貫く基盤技術確立と連携(人材育成、未来技術投資)等を目指す「みどりの食料システム戦略」への貢献を目指している。
同社は、日本のほ場にあわせて提供してきた従来の「AC101」のメリットはそのままに、「AC101 connect」は、より精密でより高度な散布を可能とする機体プラットフォームへとアップデートする。具体的には、Auterionとの戦略的な業務提携にもとづき開発したNTTイードローン製フライトコントローラーをはじめ全ての制御基板、送信機、散布装置等を、より高機能なハードウェアへと一新。そのうえで、通信を介して様々なアプリケーションやデータと、安全安心に連携可能なソフトウェアを開発実装することで、より精密でより高度な散布や、より安心でより安全な運用を推進する。
販売受け付けは10月11日から。特設サイトを参照。
◎「AC101 connect」概要
<特長1>軽量コンパクト
日本ならではの狭く変形したほ場の場合でも簡単に、高齢者や女性でも手軽に扱える機体サイズ。コンパクトながらも散布幅5メートルと散布効率にも優れる。
<特長2>バッテリー1本で最大2.5ha散布可能
バッテリーの残量を気にすることなく散布が可能。
<特長3>より精密・より高度な自動航行
ネットワークRTKに対応し、より精密な自動航行が可能。GNSS(GPS等)もアップデートし捕捉可能な衛星の数が増えるため、自動航行以外のフライトモードの精度もより安定する。
<特長4>データ連携
BASFデジタルファーミング社・BASFジャパン株式会社が国内で提供する栽培管理支援システム「xarvio FIELD MANAGER(ザルビオ フィールドマネージャー)」の地力マップとのデータ連携により、送信機(プロポ)に可変施肥を支援するほ場マップを表示する機能等の提供を予定。(提供時期:2024年夏以降)
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