植物工場にも適するリーフレタス新シリーズ「カンピオーネ」発売 サカタのタネ2023年9月29日
サカタのタネは、水耕栽培にも土耕栽培にも適するリーフレタスの新シリーズ「カンピオーネ」6 品種の種子を11月下旬から営利生産者向けに発売する。
リーフレタスの新シリーズ「カンピオーネ」
植物工場は、コンクリート製の建物など閉鎖空間や、温室、ビニールハウスなどの半閉鎖空間で、高度な環境制御と生育予測により野菜などを生産する施設で、主に水耕栽培が行われる。近年は不安定な気候などを背景に、次世代型農業として注目を集めている。
植物工場に代表される水耕栽培では、カルシウムが葉先まで届きにくいことによる生理障害「チップバーン」が問題となる。また、赤色系のリーフレタスは閉鎖型の植物工場のように完全人工光で栽培する場合、色が鮮やかに出にくい、水耕栽培で色が抜けてしまうという問題もあり、生産者によっては、効率よく生産サイクルを回すために生育の早さが求められる。また、一度に多くの株を育てるため密植できる立性の草姿が求められる場合もある。
「カンピオーネ」シリーズは品種によって「チップバーンへの強さ」や「色の濃さ」「生育の早さ」など特徴があり、生産者の栽培環境、課題に合わせた品種を提案。また、水耕栽培のほか、土耕栽培でも使うことができる。
「カンピオーネ」シリーズはいずれもペレット種子5000粒入り缶で、「オーバーヘッド」(左上、1万3090円)、「バイシクル」(中央上、1万1000円)、「グリーンループ」(右上、1万3090円)、「レッドループ」(左下、1万3090円)、「『グリーンウォール」(中央下、1万3860円)、「レッドフィード」(右下、1万1000円)の6品種。全国のJA、種苗店を通じて11 月下旬から発売。
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