雹害で廃棄になる農業用ビニールをリサイクル 農業資材再資源化の取り組みへ賛同 ミノリオ2023年9月29日
GNホールディングス(群馬県前橋市)傘下の農業法人mino-lio(ミノリオ)(群馬県高崎市)は、農業資材の再資源化に取り組むキャピタルウッズ(群馬県高崎市)の取り組みに賛同し、7月31日に起きた雹害により被害を受けたmino-lioの運営するビニールハウスの廃棄になる大量のビニールについて、キャピタルウッズと共にリサイクルに着手した。
7月31日に群馬県で発生した雹により、GNホールディングス内の自動車販売会社も多大な被害を受ける事態となるなか、mino-lioもビニールハウスの破損が酷く、ビニールをすべて張り替える事態となった。群馬県内にも多くのビニールハウス園芸農家があるが、mino-lio同様に、県内農家でもビニールの張替えが進むことで、破損したビニールの大量廃棄が想定される。また、この先も雹害よる被害で、廃棄されるビニールの総量は膨大な量になることが予想される。
一方、群馬県はプラスチックゴミ「ゼロ」を掲げるなか、mino-lioはカネコ種苗の協力のもと、廃エンジンオイルを再利用する循環型農業に取り組んでいる。このほど廃棄となるビニールを、廃エンジンオイル同様に農業用としてリサイクルする仕組みの構築に着手することとなった。
廃棄ビニールをキャピタルウッズの事業を通しリサイクルすることで、群馬県のプラスチックゴミ削減へ貢献。また、資源を有効活用する循環型農業の可能性を広げていく。
◎リサイクル内容
①廃棄となるビニールハウスのビニールを回収
②回収したビニールをキャピタルウッズ社の工場で洗浄・破砕
③洗浄後、破砕し新たな素材として再活用可能な状態に生成
④洗浄・破砕されたフィルムを小型油化装置で油に戻す(ケミカルリサイクル)の実演
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