保湿効果が向上した生分解性マルチの新製品「ビオフレックスマルチプラス」を全国発売 アキレス2023年10月4日
アキレス(東京都新宿区)は、生分解性マルチフィルム「ビオフレックスマルチ」の機能を強化し、保湿効果を高め植物由来原材料を含有した新製品「ビオフレックスマルチプラス」を10月2日から全国発売した。
里芋栽培での使用(黒フィルム)
同社の生分解性マルチ「ビオフレックスマルチ」は、発売以来、全国各地でさまざまな野菜、果樹の栽培に使用されている。新製品「ビオフレックスマルチプラス」は、「ビオフレックスマルチ」と比べて土壌の乾燥を防ぐ保湿効果を向上させることで、土壌の水分蒸発が抑えられ、作物の順調な生育と収量・品質の改善が期待できる。
レタス栽培での使用(白黒フィルム)
同社の透湿度試験で新製品「ビオフレックスマルチプラス」の保湿度は従来品より約20%低減し、水蒸気バリア性能が向上していることを確認している。日本バイオプラスチック協会の「生分解性プラ」と日本有機資源協会の「バイオマスマーク」(バイオマス度20%)の認定品で、環境配慮型製品として使用できる。
「機械展張が可能な強度と柔軟性を備え、黒、透明、銀ネズ、白黒のカラーバリエーションで地温調節や雑草防止など多様なニーズに対応。作物収穫後はしっかりと鋤き込むことで、ポリマルチでは必要となるはぎ取りや廃棄にかかる労力、コストを削減できる。廃棄物の運搬・焼却が不要で温室効果ガス排出量の削減につながる」と同社。
生分解性マルチは、使用後はしっかりと鋤(す)き込むことで、ポリマルチで行われていたはぎ取りや土落とし、回収の作業が不要となる。生分解性マルチを使用しても有機農業とは認められないが、就農人口の減少と高齢化が進む中で、省力化による生産性向上や使用済みプラスチックの廃棄コストの削減に寄与し、温室効果ガス削減などによる環境負荷低減にもつながることから国や自治体も生分解性マルチの利用拡大を推進している。
規格寸法は、厚さ0.016~0.02㎜×幅95~210㎝×長さ200~800m(製造可能範囲)、オープン価格。
重要な記事
最新の記事
-
シンとんぼ(127)-改正食料・農業・農村基本法(13)-2025年2月1日
-
みどり戦略対策に向けたIPM防除の実践(44)【防除学習帖】第283回2025年2月1日
-
農薬の正しい使い方(17)【今さら聞けない営農情報】第283回2025年2月1日
-
2024年の農業就業者は180万人 前年比7万人減 総務省・労働力調査2025年1月31日
-
備蓄米の買い戻し条件付き売り渡しを諮問 農水省が食糧部会に2025年1月31日
-
殺処分対象911万羽 鳥インフルエンザ 国内48例目 愛知県で確認2025年1月31日
-
"人財"育てチームで改革(1) JAみえきた組合長 生川秀治氏【未来視座 JAトップインタビュー】2025年1月31日
-
"人財"育てチームで改革(2) JAみえきた組合長 生川秀治氏【未来視座 JAトップインタビュー】2025年1月31日
-
【世界の食料・協同組合は今】EU環境戦略の後退と戦略的対話 農中総研・平澤明彦氏2025年1月31日
-
【クローズアップ 畜産・酪農対策】生乳需給参加が事業要件 「欠陥」改正畜安法是正へ農水省方針2025年1月31日
-
(420)「いまトラ」をどう見るか【三石誠司・グローバルとローカル:世界は今】2025年1月31日
-
GI取得「かづの牛」など農産物・加工品6産品 農水省2025年1月31日
-
いちご観光農園「熊本あしきた いちごの森」オープン 「ゆうべに」「恋みのり」食べ放題 JAあしきた2025年1月31日
-
シャキッと甘く 高級かんきつ「甘平」出荷始まる JAえひめ中央2025年1月31日
-
全国の魅力的な農畜産物・加工品が勢ぞろい JA全農が商談会2025年1月31日
-
岩手県から至高の牛肉を「いわて牛・いわちくフェア」2月1日から開催 JA全農2025年1月31日
-
「国産米粉メニューフェア」銀座みのりカフェ・みのる食堂で開催 JA全農2025年1月31日
-
「はこだて和牛」など味わえる「JA新はこだてフェア」2月1日から開催 JA全農2025年1月31日
-
「ニッポンの食」で応援 全日本卓球選手権大会(ダブルスの部)に特別協賛 JA全農2025年1月31日
-
蔵出しミカンの出荷始まる 食味良く大玉傾向 JAふくおか八女2025年1月31日