「環境保全型農業システム」の実証実験を開始 矢崎エナジーシステム2023年10月10日
矢崎エナジーシステム株式会社は、「環境保全型農業システム」の実証実験にあたり、株式会社 Cultivera(カルティベラ)と共同開発契約を締結し、オフグリッド農業システムの実用化を目指すと発表した。
同システムの技術を体感できる実証サイトが、同社浜松工場敷地内に完成し、10月6日から実証実験を開始する。同システムは、①エネルギー制御、②環境制御、③栽培技術、④AI制御で構成され、太陽光、太陽熱、木質バイオマス、廃熱、井戸水等の未利用エネルギーを利用することで、エネルギーコストを削減し、CO2 排出量削減に加え、農業の 5T(定時、定量、定品質、低価格、低人員)の実現を目指す。
同社はカルティベラの栽培技術と融合し、特に、これまで有効活用が困難だった太陽熱・廃熱(機械の運動などの過程で発生する余分な熱)から冷水を作り出し、一年を通じて閉鎖型実証サイト内に春の気候を人工的につくりだすことで、農作物の安定生産の実用化を目指すとしている。
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