LEOCに「宙炭」使用野菜の正式納入を開始 野菜生産で温室効果ガス排出削減へ TOWING2023年10月12日
名古屋大学発のスタートアップ企業・TOWINGは、自社が生産する高機能バイオ炭「宙炭」(そらたん)で育てたサステナブルな野菜を、ONODERA GROUPの株式会社LEOCに7月上旬から正式に納入を開始した。
TOWINGの主力製品で高い微生物培養技術をベースに開発した高機能バイオ炭「宙炭」は、野菜栽培の際に排出される温室効果ガスを約1t/10a削減。また、土壌微生物群の最適化により、有機肥料の分解率も飛躍的に向上し、有機肥料の利用を促進。収量の向上にも貢献する。
LEOCは今後、TOWINGが「宙炭」を利用して生産したサステナブルな野菜を、運営する給食事業所へ納入。ピーマンなら1個あたり乗用車100m走行分の温室効果ガスを削減し、給食という「日常の食」から地球環境に貢献できる仕組みを構築する。さらに同社の提携農家に「宙炭」を紹介し、安心・安全でサステナブルな野菜生産のパートナーシップを拡大していく。
「宙炭」は、温室効果ガス排出削減と減化学肥料・有機転換を同時に実現する土壌改良材である、高機能バイオ炭。地域の未利用バイオマス(もみ殻や畜糞、樹皮など)を炭化したバイオ炭に、独自にスクリーニングした土壌微生物叢を添加し、地域で利用される有機肥料で微生物を培養している。すでに日本国内では30都道府県で試験導入を開始しており、今回の調達活動を経て、2023年度中には47都道府県全てと、海外展開に向けて活動を拡大する。
重要な記事
最新の記事
-
地方みらい共創研究会を設置 農水省2024年12月26日
-
紅葉期のインバウンド、過去最高 旅館・ホテルの業績もV字回復 米需要押し上げ要因にも2024年12月26日
-
キャベツ、レタス、はくさい 「野菜の高値、年明けも」と農水省 12月の低温も影響2024年12月26日
-
米農家の「時給」、23年は97円 農水省・農業経営統計調査から試算 深刻な実態続く2024年12月26日
-
耳開げ、正月、小正月【酒井惇一・昔の農村・今の世の中】第322回2024年12月26日
-
年末商戦の締めくくりは梅【花づくりの現場から 宇田明】第50回2024年12月26日
-
リジェネラティブ農業 テーラーメイド化軸に 「健全な土」から バイエルクロップサイエンス・大島美紀社長に聞く(1)2024年12月26日
-
リジェネラティブ農業 テーラーメイド化軸に 「健全な土」から バイエルクロップサイエンス・大島美紀社長に聞く(2)2024年12月26日
-
【役員人事】石原産業(2025年1月1日付)2024年12月26日
-
JA共済「全国小・中学生書道・交通安全ポスターコンクール」入賞者決定2024年12月26日
-
こども食堂やフードバンクに農畜産物 富山、三重、秋田のJA 地産地消促進で社会貢献、食育も2024年12月26日
-
「年末年始のなす消費拡大フェア」熊本・福岡の直営飲食店舗で開催 JA全農2024年12月26日
-
2025国際協同組合年に賛同する個人・団体の名簿を公開 全国実行委員会2024年12月26日
-
グテーレス国連事務総長の国際協同組合年に向けたビデオメッセージを公開 全国実行委員会2024年12月26日
-
国際協同組合年全国実行委員会が代表・副代表の年始あいさつ動画を提供2024年12月26日
-
福島県産ブランド米「福,笑い」WEBショートフィルム「おじいちゃん篇」公開2024年12月26日
-
過去最多の出店数 知多半島農業マルシェ「にこもぐ」27日に開催 愛知県半田市2024年12月26日
-
2024年度研修No.14「日射比例式灌水システム作成実習」開催 千葉大学植物工場研究会2024年12月26日
-
「日本酒イベントカレンダー20254年1月版」発表 日本酒造組合中央会2024年12月26日
-
適用拡大情報 殺菌剤「ベルクート水和剤」 日本曹達2024年12月26日