電源、ネット環境がなくても ほ場を写すことに特化したカメラ「フィールドショット」を開発 farmo2023年10月23日
株式会社 farmoは、離れた農地や河川などのネット環境が無い自然環境下でも、リモート撮影ができるカメラ「フィールドショット」を開発した。同社の通信インフラに対応しており、さらに、ソーラーパネルが一体型でコンパクトサイズなのに省電力で動くのが特徴。ネット環境が無い場所においても利用できるようになり、畑に支柱を挿し、固定するだけで簡単に設置して使えるようになった。
現場に設置しているイメージ
◎開発背景
営農指導担当者が離れた畑の生育状況を確認しながら営農指導を行うのにあたり、現場
に行かないと生育状況が分からず労働力の面で課題となっている。そこで同社は、現場でのニーズ応え、電源やネット環境が無いような場所にも設置出来、必要な機能だけに絞りほ場を写すことに特化したリモートで撮影ができるカメラ「フィールドショット」を開発するに至った。
データが見られる仕組みについて
◎ほ場の撮影に特化
フィールドショットは、高機能・高性能なカメラではなく、ユーザーファーストで必要な機能だけを搭載している所が特徴。使い方は手持ちのスマートフォンから遠隔でカメラのシャッターが押せ、ユーザーが任意のタイミングで写真撮影ができる。また、同社独自の通信インフラ(ファーモアンテナ)に対応しているので、Wi-Fiなどのネット環境のないところでも使用が可能。
他社で提供しているカメラでは専用のブラケットを壁などに固定するために設置工事や電源のとれる環境に設置しなければならないが、フィールドショットでは、監視したい場所に支柱を挿して固定するだけで設置できる。また、製品はソーラーパネルが一体型なのに両手に載るサイズとなっている。省電力設計で、バッテリーも内蔵。市場に流通している製品では、クラウド使用料などの月額費用が発生することが多いが、フィールドショットは月額費用がかからず使うことができる。クラウドへ写真データが保存できる容量は最大100MBで、その後は 100MB毎に課金が必要。販売予定価格は 79,200円(税込)で、2023年11月中旬に発売を開始する予定。
全国に設置されているファーモアンテナの状況
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