農薬散布新時代へ コンパクトな農業用ドローン「Agras T25」発表 DJI JAPAN2023年11月8日
DJI JAPANは11月7日、ドローンによる農薬散布の新時代に向けて最新のコンパクトな農業用ドローン「Agras T25」を発表。2024年1月の発売を予定している。
「Agras T25」は、最大7.5メートルの散布幅で効率的に農薬の散布が可能。日本においては、T50大容量バッテリーを採用し、1フライト2ヘクタールの散布を実現する。現在、日本の水稲防除を担っている産業用無人ヘリコプターに代わる活躍が期待される機体となる。
最新コンパクトな農業用ドローン
「Agras T25」
「T25」は、軽量かつコンパクト、俊敏な飛行操作に柔軟に対応。折りたたんだ機体は一人でも持ち運びができ、折りたたんだ機体はワンタッチで容易に展開。
カセット式バッテリーと合わせてスムーズに散布できる。最大20kgの積載量で、液体や粒剤の農薬や種子、肥料も効率的に散布できる。
日本の中小規模の圃場サイズでも使いやすく、個人使用から請負散布までさまざまなニーズに対応する。
また、最新の二重反転式アトマイザーを採用し、最大24L/minを吐出。液滴は均一かつ微細にコントロールでき、水稲をはじめ、露地野菜や果樹など、様々な作物に適切な散布を実現する。
また、高解像度のFPVジンバルカメラにより、上空から高解像度の写真撮影が可能。撮影した写真は高性能スマート送信機内でリアルタイムで撮影写真からマップ構築し、圃場測量から散布までスムーズな作業が可能となる。さらに、複数の農地測量モードで、より効率的に大面積を測量できる。
進化した安全機能
進化した2つのフェーズドアレイデジタルレーダーシステムにより、機体を中心に全方向の障害物を検知し安全に飛行。さらに農業機では初搭載となるデュアルビジョンシステムによる空間把握により障害物を回避しながら安全な飛行ルートを設定する。
現場ニーズに対応した複数の散布モード
また、散布作業現場のニーズに応えるため複数の新機能を搭載。作業エリアの分割機能や散布テンプレートの設定保存機能、マニュアルモードにおいても詳細設定を追加できるようになり、圃場環境により適切な散布モードを選択できる。
T50大容量バッテリーは、D6000i発電機で充電でき、使用したバッテリーは、約20分で充電を完了。スムーズかつ効率的な散布作業サイクルにつながる。
重要な記事
最新の記事
-
【注意報】小麦、大麦に赤かび病 県内全域で多発のおそれ 滋賀県2025年4月22日
-
米の海外依存 「国益なのか、国民全体で考えて」江藤農相 米輸入拡大に反対2025年4月22日
-
【地域を診る】トランプ関税不況から地域を守る途 食と農の循環が肝 京都橘大学学長 岡田知弘氏2025年4月22日
-
JA全中教育部・ミライ共創プロジェクト 子育て、災害、農業のチームが事業構想を発表(1)2025年4月22日
-
JA全中教育部・ミライ共創プロジェクト 子育て、災害、農業のチームが事業構想を発表(2)2025年4月22日
-
米の品薄状況、備蓄米放出などコラムで記述 農業白書2025年4月22日
-
農産品の輸出減で国内値崩れも 自民党が対策提言へ2025年4月22日
-
備蓄米売却要領改正で小売店がストレス解消?【熊野孝文・米マーケット情報】2025年4月22日
-
新入職員が選果作業を体験 JA熊本市2025年4月22日
-
JA福岡京築のスイートコーン「京築の恵み」特価で販売中 JAタウン2025年4月22日
-
米の木徳神糧が業績予想修正 売上100億円増の1650億円2025年4月22日
-
農業×エンタメの新提案!「農機具王」茨城店に「農機具ガチャ自販機」 5月末からは栃木店に移動 リンク2025年4月22日
-
「沸騰する地球で農業はできるのか?」 アクプランタの金CEOが東大で講演2025年4月22日
-
「ホテルークリッシュ豊橋」で春の美食祭り開催 東三河地域の農産物の魅力を発信 サーラ不動産2025年4月22日
-
千葉県柏市で「米作り体験会」を実施 収穫米の一部をフードパントリーに寄付 パソナグループ2025年4月22日
-
【人事異動】杉本商事(6月18日付)2025年4月22日
-
香川県善通寺市と開発 はだか麦の新品種「善通寺2024」出願公表 農研機構2025年4月22日
-
京都府亀岡市と包括連携協定 食育、農業振興など幅広い分野で連携 東洋ライス2025年4月22日
-
愛媛・八幡浜から産地直送 特別メニューの限定フェア「あふ食堂」などで開催2025年4月22日
-
リサイクル原料の宅配用保冷容器を導入 年間約339トンのプラ削減へ コープデリ2025年4月22日