「うまみ」を追求したコイン精米機「CP420・CPH420シリーズ」新発売 井関農機2023年12月25日
井関農機は、タイワ精機と共同開発した"うまみ精米"を取り入れたコイン精米機「CP420(玄米専用)」と「CPH420(玄米・もみすり用)」を発売。従来より時間をかけた優しく精米により米のうまみ層(亜糊粉層)を残すことで、より米のおいしさを引き出すことができる。
コイン精米機CP420・CPH420シリーズ・標準精米と「うまみ白米」「うまみ玄米」
"うまみ精米"は、「うまみ白米」と「うまみ玄米」の2種類の精米方法。「うまみ白米」は、栄養価の高い胚芽と美味しさと栄養素が詰まったうまみ層(亜糊粉層)をできるだけ残す精米方式で、通常の精米より時間をかけじっくり優しく精米する。うまみ層には、うまみ成分となるオリゴ糖やアミノ酸などさまざまな栄養素が含まれている。また、「うまみ玄米」は、玄米表面の固いロウ層だけを削ることでぬか層に詰まった栄養価はのこしながら、炊きやすくたべやすい精米方式。玄米より柔らかく粘りがある。
同社調べによると、「標準精米」と「うまみ精米」で精米したお米について、おいしさの指標である食味鑑定値を調査した結果、「うまみ精米」で精米した米の方がポイントが高くなることが証明された。
米は古くなると食味を低下させる要因のひとつである脂肪酸が増えるが、新製品は、一度精米した白米の表面を磨くことで、脂肪酸を減らす白米専用の「リフレッシュ白米」機能も搭載。白米でも割れない程度の圧力で表面を研磨できる。
外装はさまざまな設置ロケーションに馴染む洗練されたデザイン。落ち着いたデザインの内装は、従来機からボタンの配置等を見直し、より使いやすくなった。また、遠隔地からコイン精米機の各種設定の変更や故障通知の受信が可能。コイン精米機の営業時間や白さを設定変更でき、故障が起きた場合は、その日時や故障内容をメールで通知する。さらに、無洗米からうまみ玄米まで7段階から好みの白さ(ぶつき)が選べるほか、従来から好評の機能を継続して装備した。
「CP420(玄米専用精米機)」は546万9200~564万9600円。「CPH420 (玄米・籾すり用精米機)」は643万600円。いずれも税込価格。
重要な記事
最新の記事
-
シンとんぼ(127)-改正食料・農業・農村基本法(13)-2025年2月1日
-
みどり戦略対策に向けたIPM防除の実践(44)【防除学習帖】第283回2025年2月1日
-
農薬の正しい使い方(17)【今さら聞けない営農情報】第283回2025年2月1日
-
2024年の農業就業者は180万人 前年比7万人減 総務省・労働力調査2025年1月31日
-
備蓄米の買い戻し条件付き売り渡しを諮問 農水省が食糧部会に2025年1月31日
-
殺処分対象911万羽 鳥インフルエンザ 国内48例目 愛知県で確認2025年1月31日
-
"人財"育てチームで改革(1) JAみえきた組合長 生川秀治氏【未来視座 JAトップインタビュー】2025年1月31日
-
"人財"育てチームで改革(2) JAみえきた組合長 生川秀治氏【未来視座 JAトップインタビュー】2025年1月31日
-
【世界の食料・協同組合は今】EU環境戦略の後退と戦略的対話 農中総研・平澤明彦氏2025年1月31日
-
【クローズアップ 畜産・酪農対策】生乳需給参加が事業要件 「欠陥」改正畜安法是正へ農水省方針2025年1月31日
-
(420)「いまトラ」をどう見るか【三石誠司・グローバルとローカル:世界は今】2025年1月31日
-
GI取得「かづの牛」など農産物・加工品6産品 農水省2025年1月31日
-
いちご観光農園「熊本あしきた いちごの森」オープン 「ゆうべに」「恋みのり」食べ放題 JAあしきた2025年1月31日
-
シャキッと甘く 高級かんきつ「甘平」出荷始まる JAえひめ中央2025年1月31日
-
全国の魅力的な農畜産物・加工品が勢ぞろい JA全農が商談会2025年1月31日
-
岩手県から至高の牛肉を「いわて牛・いわちくフェア」2月1日から開催 JA全農2025年1月31日
-
「国産米粉メニューフェア」銀座みのりカフェ・みのる食堂で開催 JA全農2025年1月31日
-
「はこだて和牛」など味わえる「JA新はこだてフェア」2月1日から開催 JA全農2025年1月31日
-
「ニッポンの食」で応援 全日本卓球選手権大会(ダブルスの部)に特別協賛 JA全農2025年1月31日
-
蔵出しミカンの出荷始まる 食味良く大玉傾向 JAふくおか八女2025年1月31日