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スライスしながらオゾンで野菜を殺菌「野菜キレイSaOシステム」初号機稼働開始 ライオンハイジーン2023年12月28日

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ライオンハイジーンが開発した野菜をカットしながら殺菌する「菜キレイSaOシステム」は、今年1月の受注開始から多くのカット野菜製造業者か引き合いがあり、カット野菜製造工場に導入された初号機がこのほど、稼働開始した。

「野菜キレイSaOシステム」の全体像「野菜キレイSaOシステム」の全体像

カット野菜を製造する時の「スライス工程」は、野菜を連続で大量にスライスするため、交差汚染のリスクを抱えており、最終製品の菌数上昇に影響を及ぼす。

そこで、同社は、スライサーに「オゾン水+専用洗剤」をかけ流すことで、野菜をカットしながら殺菌するシステムを採用。

このソリューション(野菜殺菌システム)は、オゾンで野菜を殺菌することで、高品位なカット野菜を処理でき、本殺菌工程の削減や条件緩和が可能となり、生産量のアップやユーティリティコストの削減にもつながる。

同社は、「野菜キレイSaOシステム」で処理した野菜の品位維持レベルを確認するため、水洗いした野菜と比較して、見た目や実際に食した官能評価を実施。

その結果、水洗いした野菜と同等レベルの食味を保持していることが分かった。また、同システムの導入により、スライス後の本殺菌工程を省略できるため、水使用量や製造時間の削減が可能。同社の検証では、スライス後の水使用量を従来の約1/5に削減できることが分かった。

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