極寒で働く酪農家・農家と共同開発「凍れない靴下」発売 タビオ2024年2月2日
「靴下屋」「Tabio」「TabioMEN」など靴下専門店を運営・展開するタビオ株式会社は1月31日、極寒の環境で働く酪農家・農家と共同開発した暖かく足を守る「極寒でも凍れない靴下」を公式オンラインストアで発売した。
同商品は、応援購入サービス「Makuake(マクアケ)」で361人のサポーターから応援購入された靴下。登山、キャンプ他日常のあらゆるシーンで足を寒さから守ってくれる。
開発のきっかけは、同社に寄せられた1通のメールから。同社商品部の田口喜広さんは「酪農家、農家の方々が過酷な環境下で仕事をされる中で食文化を支えて頂いている現状を伺うことができた。靴下を通じて酪農家・農家の方の足をサポートしたいとの思いから、協力工場と着用感がよく、温かく、足を保護する靴下の提案につながった」と話す。
「極寒でも凍れない靴下」のこだわりの一つは、足底を全面パイルにすることで「足底を救う」こと。酪農家が働く牛舎は、冷たいコンクリートの床が体力を削っていくため、クッション性の高いパイル構造を採用した。また、2種のウールをブレンド。ウールは弾性回復力をもたせスポンディッシュなパイルを形成するために繊維が太くちぢれの大きなクロスブレッド種と、繊維の太さは23~25ミクロンと圧倒的に太いストロングメリノとブレンドした。
パイル靴下の編み機には、希少な機械でのみ作れるアメリカンパイルを使用。このパイルの特徴は、通常のパイル靴下(サンドイッチパイル)は表面とパイルループは同じ素材を使うのに対し、アメリカンパイルはパイルの部分だけ別の素材を使うことができる。
商品の特徴
また、ワンシーズン破れず履けることを目指し、靴下の表面に耐久性の高いナイロン糸を配合。長靴の擦れによって靴下が傷つきにくく、つま先足底かかと部分にはリサイクルポリエステル繊維による補強を施した。さらに、農業や酪農において、不整地の使用は前提条件。そのため靴下のズレを防ぐため土踏まずにサポートを挿入。長靴での利用時にも靴下のズレが最低限になるようにした。
商品は「アメリカンパイルクルーソックス」(2200円)、「同アンクルソックス」(1800円)、「五本指スムースクルーソックス」(2500円)、「同アンクルソックス」(2000円)の4タイプ。カラーはいずれもブラック、ネイビー、グリーン、レッドをラインアップ。
アメリカンパイルクルーソックス
重要な記事
最新の記事
-
(425)世界の農業をめぐる大変化(過去60年)【三石誠司・グローバルとローカル:世界は今】2025年3月7日
-
小麦ブランの成分 免疫に働きかける新機能を発見 農研機構×日清製粉2025年3月7日
-
フードロス削減へ 乾燥野菜「野菜を食べる」シリーズ発売 農業総研×NTTアグリ2025年3月7日
-
外食市場調査1月度市場規模は3066億円2019年比94.6% コロナ禍以降で最も回復2025年3月7日
-
45年超の長期連用試験から畑地土壌炭素貯留効果を解明 国際農研2025年3月7日
-
道の駅「明治の森・黒磯」で「手塚さんちの長ねぎドレッシング」新発売2025年3月7日
-
鳥インフル 米デラウェア州からの生きた家きん、家きん肉等 輸入を一時停止 農水省2025年3月7日
-
鳥インフル 英ポーイス州からの生きた家きん、家きん肉等 輸入を一時停止 農水省2025年3月7日
-
人形町今半で「福島牛フェア」開催 7日から期間限定で提供2025年3月7日
-
新茶の季節に「抹茶プリン マスカルポーネ仕立て」新発売 北海道乳業2025年3月7日
-
桜のつぼみ写真から開花日を予測「桜AI開花予想」アプリ提供開始 ウェザーニューズ2025年3月7日
-
岩手県大船渡市の森林火災 生産者を金銭面で支援できる応援商品を出品 雨風太陽2025年3月7日
-
じゃばら×観光筏下り 和歌山の秘境・北山村が錦糸町でPRイベント開催2025年3月7日
-
JAタウンギフトカード 新たに「1000円券」を販売開始2025年3月7日
-
3月12日は「モスの日」大玉トマト「麗夏」の種プレゼント モスバーガー2025年3月7日
-
「食料・農業・農村基本計画」策定に伴う意見交換会 6生協が共同開催2025年3月7日
-
多収米の契約栽培で供給増へ 主食用米全体の安定供給にも寄与 JA全農2025年3月6日
-
貯金保険機構の保険料引き下げへ 有識者検討会に案を提示2025年3月6日
-
春の大玉スイカ出荷本格化 JA鹿本2025年3月6日
-
日本海側中心の大雪被害に早期の支払い JA共済連2025年3月6日