水田管理「paditch」の笑農和「宇宙技術アドバイザー顧問」に伊巻和弥氏が就任2024年3月8日
スマート農業コンサルティングを手がける株式会社笑農和(富山県滑川市)は、宇宙ビジネス総合支援コンサル会社の2moon代表取締役社長の伊巻和弥氏を3月1日付で、顧問として招聘した。
伊巻氏は、宇宙業界で30年以上の実績があり、有人宇宙、宇宙探査、衛星など様々なシステムの設計・運用、宇宙データ利用などの業務を経験。その中で、プロジェクトの立ち上げ、新たな領域への業務拡大、欧米・ロシア・アジアとの調整、地方自治体との調整・実証などの経験とネットワークをもとに10社以上のコンサル経験がある。
笑農和は、「IT農業を通じて笑顔の人の和を創り社会に貢献する」を企業理念に、稲作でもっとも作
伊巻和弥氏
業時間のかかる水管理を超省力化する「paditch(パディッチ)」を主力製品として開発・販売している。
伊巻氏は同社で、衛星データなど宇宙技術とスマホで簡単に水田の水管理ができる「paditch(パディッチ)」を中心としたスマート農業のシステムを融合し、より使いやすく便利なシステムの開発と実装を進め、新しい持続可能な農業スタイルを確立することを使命としている
宇宙技術アドバイザー顧問の就任にあたり伊巻氏は「位置情報や衛星写真を使った地図ナビゲーションや高精度な天気予報に代表されるように、衛星データや宇宙通信を利用した産業拡大や社会課題解決は、もはや当たり前のものになってきていいる。また、世界中で実証されているDX(デジタル・トランスフォーメーション)でも、宇宙データと一次産業の親和性は高く、多くの実績が出ている」とコメント。さらに、「現在、地球上では、食糧問題や環境問題に直面しており、これらの課題を解決するには、新たな視点と革新的な技術が必要。宇宙技術は、その一つの答えであり、私たちが未来の農業を再定義するための重要なツールとなる。今後は、世界でのpaditchの実装拡大を見据え、遠隔での稲作の工程・生育管理だけではなく、padichカーボン・オフセットを利用した温室効果ガスの削減、SDGsの実現にも寄与したい」と話している。
株式会社笑農和
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