宮崎農業高校と共同プロジェクト開始 バイオスティミュラントで産学連携 アミノアップ2024年3月13日
株式会社アミノアップ(北海道札幌市)は、産学連携の取り組みとして、宮崎県立宮崎農業高等学校と同社開発製品のバイオスティミュラント「Dr. アミノアップ」を用いた共同プロジェクトを開始した。Dr. アミノアップを使用した農業高校との共同試験は国内で初の事例となり、次世代を担う農学教育のため、産学の連携を進める。
宮崎農業高校での実習
この取り組みは、宮崎農業高等学校生産流通科3年生の野菜流通専攻生15人によるプロジェクト学習。トマトとスイカの育苗をハウスで行い、土壌改良効果と生育・収量を調査する。「Dr. アミノアップ」を使うことで、農薬や化学肥料の使用を低減しながら高品質の作物が収穫できるかどうかを検証する。研究成果については実施期間終了後、成果報告の場を設ける予定。
同社は、独自開発した素材について徹底的な研究データを積み重ね、世界30か国で100以上の共同研究ネットワークをもつ中で、同校と出会った。同校は、G7宮崎農業大臣会合で、「地域の未利用資源の有効活用について」のプロジェクトを発表し、各国の大臣からも未来を担う農業高校による持続可能な農業への取り組みに激励が寄せられた。社会の課題に取り組み先進的な教育を行う校風と、アミノアップの研究への思いや価値観が一致し、共同プロジェクトがはじまった。
バイオスティミュラント資材の「Dr. アミノアップ」
宮崎農業高等学校 生産流通科の井上逸朗先生は、「プロジェクト学習として省力化栽培法の確立をテーマに取り組んでいる。今回は、アミノアップの資材を使った栽培試験の成果を楽しみにしている」と期待を寄せている。また、アミノアップで産学連携を担当する小野悟取締役は、「高校生たちがバイオスティミュラントを使って、肥料や農薬の使用をどのくらい抑制するのか、また、どのような生産効果を上げるのか、宮崎農業高校の栽培管理技術のキレ味を楽しみにしている」と話している。
地球環境を保護し、持続可能な農業活動を行うことは地域や国境を越えた課題。次世代を担う高校生と、バイオスティミュラントのような天然資材を使った共同プロジェクトの試みは、教育的観点においても、バイオスティミュラントのエビデンス(=科学的根拠)の蓄積においても成果が期待される。
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