液体計測専用近赤外分光アナライザ「A8860」向け6チャンネルオートサンプラの提供を開始 ニレコ2024年4月1日
株式会社ニレコは、液体計測専用の近赤外分光アナライザ「A8860」用のオプションとして最大6検体の連続測定が可能となる6チャンネルオートサンプラの提供を開始する。
6チャンネルオートサンプラは、最大6検体をそれぞれ異なる温度設定で連続測定できることから、A8860の標準仕様として搭載している2チャンネルオートサンプラに比べ大幅な処理能力向上が可能となる。これまでに導入されたA8860にも利用可能なオプションとして精度と応用性が求められるラボでの分析において、さらなる作業効率化が期待できる。
A8860(6チャンネル仕様)本体
ニレコは40年以上にわたる近赤外分析計の販売とサポートを通じてノウハウを蓄積しており、ラボユース機の他にハンドヘルド型からインライン用の高速スキャンモデルまで、様々な用途に対するラインアップを備えている。
2022年にはラボユースにおける液体試料専用の近赤外分光アナライザA8860の販売を開始し、固体試料分析用近赤外分光アナライザ「A8850」と合わせ、自社開発の近赤外分光アナライザを農業や食品産業、医薬品や化学プラントなどのケミカル産業における研究開発や品質管理の分野に展開してきた。
分光を用いる計測法では、検体温度がスペクトルに影響を与える要因となるため、高い精度を求める場合は温度管理が重要となる。今回発売するA8860用6チャンネルオートサンプラは、検体のセルに対して温度モニタリングと温度調節をすることにより実際の検体に近い温度管理ができる。また、複数サンプルを異なる温度設定で連続して測定可能なシステムとなっており、同一温度条件での測定の他に、適正温度が異なる検体をより多く一度に測定するような用途にも対応する。
6チャンネルオートサンプラの発売により、液体試料向け近赤外分光アナライザA8860の利便性向上と利用分野の拡大を期待している。
■仕様
電源入力:
単相AC 100V-240V 50/60Hz
消費電力:
最大200W
測定波長範囲:
400-2500nm
側光範囲:
2.0AU
ノイズ(RMS) at 0Abs:
400-700nm <50μAbs
700-2500nm <30μAds
データ間隔:
0.5nm
スキャン速度:
2スキャン/秒
検出器:
400-1100nm Si(シリコン)
1100-2500nm PbS(硫化鉛)
温調設定範囲:
35-60℃
重量:
36kg (セル類等オプション除く)
外形寸法:
W406x H394 x D631 mm
重要な記事
最新の記事
-
2024年の農業就業者は180万人 前年比7万人減 総務省・労働力調査2025年1月31日
-
備蓄米の買い戻し条件付き売り渡しを諮問 農水省が食糧部会に2025年1月31日
-
殺処分対象911万羽 鳥インフルエンザ 国内48例目 愛知県で確認2025年1月31日
-
"人財"育てチームで改革(1) JAみえきた組合長 生川秀治氏【未来視座 JAトップインタビュー】2025年1月31日
-
"人財"育てチームで改革(2) JAみえきた組合長 生川秀治氏【未来視座 JAトップインタビュー】2025年1月31日
-
【世界の食料・協同組合は今】EU環境戦略の後退と戦略的対話 農中総研・平澤明彦氏2025年1月31日
-
【クローズアップ 畜産・酪農対策】生乳需給参加が事業要件 「欠陥」改正畜安法是正へ農水省方針2025年1月31日
-
(420)「いまトラ」をどう見るか【三石誠司・グローバルとローカル:世界は今】2025年1月31日
-
GI取得「かづの牛」など農産物・加工品6産品 農水省2025年1月31日
-
いちご観光農園「熊本あしきた いちごの森」オープン 「ゆうべに」「恋みのり」食べ放題 JAあしきた2025年1月31日
-
シャキッと甘く 高級かんきつ「甘平」出荷始まる JAえひめ中央2025年1月31日
-
全国の魅力的な農畜産物・加工品が勢ぞろい JA全農が商談会2025年1月31日
-
岩手県から至高の牛肉を「いわて牛・いわちくフェア」2月1日から開催 JA全農2025年1月31日
-
「国産米粉メニューフェア」銀座みのりカフェ・みのる食堂で開催 JA全農2025年1月31日
-
「はこだて和牛」など味わえる「JA新はこだてフェア」2月1日から開催 JA全農2025年1月31日
-
「ニッポンの食」で応援 全日本卓球選手権大会(ダブルスの部)に特別協賛 JA全農2025年1月31日
-
蔵出しミカンの出荷始まる 食味良く大玉傾向 JAふくおか八女2025年1月31日
-
サカタのタネの春キャベツ「金系201号」発売60周年 JA全農かながわがPRイベント開催2025年1月31日
-
数量増、金額増 緑地・ゴルフ場向け農薬出荷実績 2024農薬年度2025年1月31日
-
北海道と熊本県内に無料RTKサービスの提供開始 HOSAC2025年1月31日