発色が早いわい性ハボタン「ローブ ホワイト」種子発売 サカタのタネ2024年4月18日
サカタのタネは、発色が早く草姿がコンパクトなわい性ハボタン「ローブ」シリーズに、白色の新品種「ローブ ホワイト」を追加し、5月下旬から種子を発売する。同品種は全日本花卉品種審査会(第68回、第69回)で1等特別賞を受賞した。
発色が早いわい性ハボタン「ローブ ホワイト」
「ローブ」シリーズは、葉の縁にフリルが入る大阪丸葉系ハボタン。ハボタンは低温により発色するが、近年は秋の高温による発色遅れが頻発し、苗の出荷遅れが大きな課題となっている。「ローブ」シリーズは従来品種と比べて発色が早く、発売以来、産地や量販店から高く評価されている。
ハボタンは正月需要が高く、紅白セットの出荷が好まれるが、「ローブ」シリーズには赤色に色付く「ローブ レッド」があり、今回「ホワイト」を発売することで、紅白での出荷が可能となる。また、白色は花壇苗の重要色の一つで、「ローブ ホワイト」は秋冬のガーデニング商材として高い需要がある品種といえる。
「ローブ ホワイト」は既存の「ローブ」シリーズ同様、コンパクトな草姿も特長。ポット苗のハボタンでは、栽培のしやすさや流通上の扱いやすさからコンパクトな草姿が好まれ、多くの生産者はわい化剤を使用。「ローブ」シリーズはわい化剤の使用を低減、または不使用でも草姿がコンパクトにまとまり、生産者の労力や経費削減が期待できる。
営利生産者向けのハボタン「ローブ ホワイト」の種子の価格は、フィルムコート種子1000粒入り3300円。5月下旬から全国の種苗店、JAルートを通じて発売。同社通信販売ではフィルムコート種子約40粒入り385円で5月下旬から受注を開始する。価格は税込。
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