埼玉県の農業生産法人へキュウリ自動収穫ロボット 新たに2台導入 AGRIST2024年4月22日
野菜収穫ロボットを軸にAIとテクノロジーで農業DXを推進するAGRISTは、埼玉県の農業生産法人「タカミヤの愛菜羽生農場」へキュウリ収穫ロボットを2台導入し、4月15日に納品セレモニーが行われた。今回の導入により、収穫作業の効率化と収穫遅れをなくすことによるキュウリの品質向上を図る。
羽生農場行われたでキュウリ収穫ロボットの導入式(4月15日、埼玉県羽生市)
キュウリ自動収穫ロボットは、収穫時の人手不足を解消するために2021年からつくばオフィスを拠点に開発してきた。キュウリは全盛期には1日に2回収穫する必要があるほど成長が早く、収獲作業に大きな負担がかかる。
そこでAGRISTは協力農家の意見を基に独自開発の収穫ハンドを搭載したキュウリ収穫ロボットを2023年に完成した。
キュウリ収穫ロボットは、地上走行式(レール)で移動し、1本100グラム以上するキュウリを収穫ハンドでつかみ、優しくコンテナへ置くことができる。
また、休まず10時間連続稼働させることが可能なため、日中の暑さでハウスに人が入らない時間帯に収穫作業が可能。0.3個/分のスピードで収穫し、人をサポートする。
4月15日に行われた納品セレモニーには10人以上の関係者が集い、AGRIST公式YouTubeに4月初旬に公開されたキュウリ収穫ロボット最新動画の放映、テープカット、記念撮影が行われた。
また、当日は3Dプリンタで作成したキュウリ収穫ロボット模型が記念品として贈呈された。
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