ポットカーネーション「セレナーデ」ピンク系新品種を発売 サカタのタネ2024年4月23日
サカタのタネは、ポットカーネーション「セレナーデ」を開発し、母の日など贈り物需要に向けて、目を引く鮮やかなピンク系の新品種を発売。鉢物の流通を4月下旬から開始する。
ピンク系新品種のポットカーネーション「セレナーデ」
「セレナーデ」は、鮮やかな濃いピンク色が特長で、花径3~4cm、4寸鉢(直径12cm)~5寸鉢(同15cm)栽培向きの品種。花付きがよく、窓辺の明るい室内でも次々と咲くため、一般消費者も育てやすく長く花を楽しめる。
同品種は生産者にもメリットのある品種。ポットカーネーションは、栽培時期が秋~春の低温期に当たり、低温下では生育や開花が遅れてしまうため、通常は、暖房機器でハウス内の温度を上げて生育・開花を促進する。一方、「セレナーデ」は、低温・低日照下でも成長し、重油代などのエネルギー・コスト削減にもつながる。
カーネーションは母の日の需要期に向けて開花のそろいが重要で、開花の遅れは廃棄にもつながるが、「セレナーデ」は一斉開花性に優れ、需要期に向けて鉢物を安定出荷が可能。株のボリューム感、花付きにも優れ、贈り物として店頭での見栄えもよい。
セレナーデは、「夕暮れどきに、歌を奏でて恋人に思いを伝える」という意味を持つことから、花を通じて親しい人に日頃の感謝の気持ちを伝えてもらいたい、という思いを込めて「セレナーデ」と命名した。
ポットカーネーション「セレナーデ」の想定小売価格は、5寸鉢が3000円台後半、4寸鉢が3000円前後。全国の園芸店、ホームセンター、ネット通販などで販売。
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