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「有機米の産地づくり」島根県大田市と連携協定を締結 三菱マヒンドラ農機2024年5月7日

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島根県大田市と三菱マヒンドラ農機は5月1日、農林水産省の「みどりの食料システム戦略」推進に向けた有機米生産技術の確立と普及に取り組むことで、持続可能な有機米の産地づくりを実現することを目的に連携協定を締結した。

連携協定を締結した大田市の楫野弘和市長(右)と三菱マヒンドラ農機の齋藤徹社長連携協定を締結した大田市の楫野弘和市長(右)と三菱マヒンドラ農機の齋藤徹社長

この協定は三菱マヒンドラ農機が自治体との連携協定を締結する全国で初めての事例。有機農業に積極的に取り組み、地域ブランドの確立を目指す大田市と、島根県に本社を置き、"紙マルチ栽培体系"の確立を目指す三菱マヒンドラ農機が協力し、紙マルチ栽培による持続可能な有機米の産地づくりに取り組むことで、新たな地域農業モデルの構築と地域振興の実現を目指す。

同連携において、三菱マヒンドラ農機は今年度、有機米栽培に取り組む同市内三瓶地区の5経営体へ「紙マルチ田植機」を貸し出し、紙マルチ田植え研修会の開催や栽培方法に関する情報提供を行う。また、大田市、島根県西部農林水産振興センター、三菱マヒンドラ農機などで、効率的な栽培技術の確立に向けた取り組みを実施する。さらに、今後は有機米の流通経路や畜産堆肥などを活用した地域資源循環型の高付加価値なバリューチェーン実現に向けた連携についても協議し、地域農業の持続可能な発展に貢献する。

大田市は、農林水産省の「みどりの食料システム戦略」推進に向け、2023年に「オーガニックビレッジ宣言」を実施。国立公園三瓶山周辺の豊かな自然環境を生かした有機農業の推進と稼げる農業の実現に向けて取り組んでおり、有機農業面積拡大への意欲が高まっている。三瓶地区ではすでに2021年から3経営体が有機米生産に取り組み、実績をあげている。

紙マルチ田植えの仕組み紙マルチ田植えの仕組み

三菱マヒンドラ農機の「紙マルチ田植機」は、田面に紙を敷きながら田植えを行うことで有機米生産の障害になっている雑草の発生・伸長を抑制。安定して効率的な有機米栽培を実現できることから、「みどりの食料システム戦略」で国の認定を受けており、全国で導入する農家が増えている。

◎連携事項
(1)有機米産地の持続・発展に必要な人材育成に関すること
(2)有機米の生産技術の普及に関すること
(3)有機米の生産に必要な機械供給に関すること
(4)有機米の加工・流通・販売に関すること

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