フェイガーとJ-クレジット創出に関する業務提携 ヤンマーアグリジャパン2024年5月7日
ヤンマーアグリジャパン(ヤンマーAJ)は、株式会社フェイガーと「水稲栽培における中干し期間の延長」によるJ―クレジット創出に関して業務提携を開始した。
J-クレジット創出で業務提携したフェイガーの石崎貴紘代表取締役(左)と
ヤンマーアグリジャパンの小野寺誠社長
ヤンマーグループは、持続可能な社会の実現を目指し、「YANMAR GREEN CHALLENGE 2050」を推進。同戦略の一環としてヤンマーAJは、自動操舵システムを搭載したスマート農機の導入支援など、温室効果ガス(GHG)削減に貢献するソリューションの提供を、農林水産省が策定した「みどりの食料システム戦略」に沿って進めている。
フェイガーは、生産者の脱炭素の取り組みの支援およびカーボンクレジット活用による収益化を手がける日本初のスタートアップ企業。2023年度は約6000トンのクレジットについて「第58回J-クレジット制度認証委員会」において認証を受けた。
仕組み図
この提携により、ヤンマーAJと取引のある全国の生産者に対して両社のノウハウを活用し、脱炭素型農業の推進とサポートを開始。また、ヤンマーグループでは、同提携により創出されたクレジットを用いてカーボンオフセットに取り組む。これにより、環境負荷低減と生産者の収益拡大を両立した持続可能な農業の発展に貢献する。
ソリューションの強み
なお、クレジット申請については、フェイガーの独自のアプリを提供するため、写真撮影とアップロードのみで申請が完了し、複雑な手続きや書類提出は不要。生産者の収益は、クレジット化の時点で、フェイガーが最低保証額を事前に支払い、想定より高値で販売できた場合には、ボーナス金額を還元する。
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