自動走行型スマート農薬噴霧ロボット「スマートシャトル」クボタアグリフロントで展示 丸山製作所2024年5月7日
丸山製作所は、クボタが運営する農業学習施設 「KUBOTA AGRI FRONT」(北海道北広島市)内の最先端の農業技術展示エリア「TECH LAB」に、新たなパートナー企業として参加。同社が開発したGPSの使えないビニールハウス内でも自動走行で防除できるスマート農薬噴霧ロボットのコンセプトモデル「スマートシャトル」を提供し、展示を始めた。
「KUBOTA AGRI FRONT」で4月26日に行われた「スマートシャトル」の出陣式(北海道北広島市)
自動走行型スマート農薬噴霧ロボット 「スマートシャトル」
「スマートシャトル」は、自動走行による防除作業の省力化や稼働時間の短縮、安定性の向上など作業環境の改善を目的に開発された自動走行型農薬噴霧ロボットのコンセプトモデル。圃場内に設置したタグと本体に内蔵されたカメラから取得した映像情報により機体位置を認識し、ホースの送り出し・巻き取りをしながらビニールハウス内の畝間や通路を自動走行で移動する。
従来のロボット防除機であるシャトルスプレーカは、畝間を自動で直線移動し薬液散布はできたが、防除を終え次の畝へ移る時に、人が車体を操作し移動させる必要があった。新たな「スマートシャトル コンセプト」は、直線移動のみでなくビニールハウス内全体を自動で走行でき、防除作業と畝間移動をすべてを自動化。これにより、防除作業の省力化や大幅な作業時間短縮を実現でき、例えば防除準備から片付けまで240分かかっていた圃場の場合、スマートシャトルを導入することで作業にかかる時間を約75%削減できる。
丸山製作所は省力化・高機能化をコンセプトに、農業作業における負担軽減、快適な作業環境と高効率化を実現する製品開発により、スマート農業の実現に貢献する。
重要な記事
最新の記事
-
2024年の農業就業者は180万人 前年比7万人減 総務省・労働力調査2025年1月31日
-
備蓄米の買い戻し条件付き売り渡しを諮問 農水省が食糧部会に2025年1月31日
-
殺処分対象911万羽 鳥インフルエンザ 国内48例目 愛知県で確認2025年1月31日
-
"人財"育てチームで改革(1) JAみえきた組合長 生川秀治氏【未来視座 JAトップインタビュー】2025年1月31日
-
"人財"育てチームで改革(2) JAみえきた組合長 生川秀治氏【未来視座 JAトップインタビュー】2025年1月31日
-
【世界の食料・協同組合は今】EU環境戦略の後退と戦略的対話 農中総研・平澤明彦氏2025年1月31日
-
【クローズアップ 畜産・酪農対策】生乳需給参加が事業要件 「欠陥」改正畜安法是正へ農水省方針2025年1月31日
-
(420)「いまトラ」をどう見るか【三石誠司・グローバルとローカル:世界は今】2025年1月31日
-
GI取得「かづの牛」など農産物・加工品6産品 農水省2025年1月31日
-
いちご観光農園「熊本あしきた いちごの森」オープン 「ゆうべに」「恋みのり」食べ放題 JAあしきた2025年1月31日
-
シャキッと甘く 高級かんきつ「甘平」出荷始まる JAえひめ中央2025年1月31日
-
全国の魅力的な農畜産物・加工品が勢ぞろい JA全農が商談会2025年1月31日
-
岩手県から至高の牛肉を「いわて牛・いわちくフェア」2月1日から開催 JA全農2025年1月31日
-
「国産米粉メニューフェア」銀座みのりカフェ・みのる食堂で開催 JA全農2025年1月31日
-
「はこだて和牛」など味わえる「JA新はこだてフェア」2月1日から開催 JA全農2025年1月31日
-
「ニッポンの食」で応援 全日本卓球選手権大会(ダブルスの部)に特別協賛 JA全農2025年1月31日
-
蔵出しミカンの出荷始まる 食味良く大玉傾向 JAふくおか八女2025年1月31日
-
サカタのタネの春キャベツ「金系201号」発売60周年 JA全農かながわがPRイベント開催2025年1月31日
-
数量増、金額増 緑地・ゴルフ場向け農薬出荷実績 2024農薬年度2025年1月31日
-
北海道と熊本県内に無料RTKサービスの提供開始 HOSAC2025年1月31日