10m使い切りタイプ 農業用生分解マルチシートに新色追加 オーミヤ2024年5月30日
農業資材を製造・販売する株式会社オーミヤ(大阪府東大阪市)は5月29日、農業用生分解マルチシートシリーズ『NINJAマルチ』から、防虫効果が期待できる新色「NINJAマルチシルバーMS-64SL10」の販売を開始した。
「NINJAマルチ」は2023年から販売している生分解プラスチック製の農業用マルチシート。これまで生分解マルチは単価が高いため導入をためらう声が多く、導入が進んでいなかったが、同社は、2021年から神奈川県茅ケ崎市の畑で製品試験を開始。生分解性と、本来のマルチシートの役割である雑草の抑制に効果が得られる最薄の厚み0.014ミリモデルを開発した。従来の一般的な生分解マルチシートの厚み0.02ミリから0.014ミリまで薄くすることで単価を下げ、販売すると10m、200mモデルともに即完売した。
NINJAマルチシリーズを使用した畑
このほど、NINJAマルチシリーズに、シルバーカラーの「NINJAマルチシルバーMS-64SL10」を追加。シルバーカラーのマルチシートは、黒色と同様に、土壌温度の上昇を防ぐため、夏野菜のキュウリ、トマト、ナス、スイカなどの栽培時に利用できる。また、害虫であるアブラムシやアザミウマが水を嫌う性質から、アブラムシが付きやすいソラマメ・エンドウ豆・オクラなどの栽培。アザミウマが付きやすいナス、ウリ科の栽培に使うことで減農薬栽培が可能になる。
生分解性プラスチックは、土中の微生物の働きにより、分子レベルまで分解され、最終的に炭酸ガスと水になって自然に循環する性質を持つプラスチック。自然環境への負荷が少ないことから、ストロー等食品容器にも近年採用されている。
生分解性マルチの特徴
「NINJAマルチシルバーMS-64SL10」は、長さ10メートルの使い切りタイプで、家庭菜園に最適な長さ。。作物収穫後にはシートを鍬で土中にすき込むことで自然分解するため、プラごみの削減も繋がる。オープン価格。
重要な記事
最新の記事
-
多収米の契約栽培で供給増へ 主食用米全体の安定供給にも寄与 JA全農2025年3月6日
-
日本海側中心の大雪被害に早期の支払い JA共済連2025年3月6日
-
ニデック京都タワーに「北山杉」の木製品を寄贈 京都府森林組合連合会と農林中金大阪支店2025年3月6日
-
【人事異動】JA共済連(4月1日付)2025年3月6日
-
次世代の環境配慮型施設園芸の確立へ Carbon Xtract、九州電力、双日九州と実証事業開始 農研機構2025年3月6日
-
バイオスティミュラント新製品「ヒートインパクト」発売決定 ファイトクローム2025年3月6日
-
鳥インフル 米ワイオミング州からの生きた家きん、家きん肉等 輸入を一時停止 農水省2025年3月6日
-
食用油の紙パックのリサイクルシステム構築 資源ごみとして静岡県裾野市で行政回収開始2025年3月6日
-
食品産業の複合展「FOOD展2025」10月開催 出展申込受付中2025年3月6日
-
果樹の新しい有機リン系殺虫剤「ダイアジノンMC」普及性試験を開始 日本化薬2025年3月6日
-
「オーガニック天平マルシェ」奈良・天平広場で開催 コープ自然派奈良2025年3月6日
-
野菜の機能性・健康効果に特化『野菜健康指導士』資格事業開始2025年3月6日
-
農林水産業専門の人材サービス「農業ジョブ」新機能リリース シンクロ・フード2025年3月6日
-
農薬がどの程度残りうるか 地理的・気候的条件から予測 岐阜大学2025年3月6日
-
農業に特化した就転職オンラインイベント「就農会議」参加者募集 あぐりーん2025年3月6日
-
乳酸菌発酵の力で肉を変える「乳酸菌発酵液」食肉事業者へ販売開始 明治2025年3月6日
-
日本生協連「くらしと生協」春アイテム「sweetweb.jp」で華やかに登場2025年3月6日
-
体験型野菜のテーマパーク「カゴメ野菜生活ファーム富士見」7日から営業2025年3月6日
-
完全電動農業ロボット「Adam」で欧州農業自動化、DXへ AG GROUPと提携 輝翠2025年3月6日
-
核のごみ問題を知る 専門家迎えオンラインイベント開催 パルシステム東京2025年3月6日