国内最大クラスのロボットトラクタ「TJW1233-R」発売 井関農機2024年6月10日
井関農機は、業界初となる国内最大クラス・123馬力の有人監視型ロボットトラクタ「TJW1233-R」を5月に発売。農業の大規模化・生産性向上に貢献する。
国内農業において、農業従事者の高齢化に伴う人手不足や農地集約による大規模化が進んでおり、農業の省力化や生産性の向上が課題となっている。井関農機は、こうした課題解決に向けたICTやロボット技術を活用したさまざまなスマート農機のひとつとして、有人監視下における無人運転のロボット農機を提供している。このほど、国内最大クラスのロボットトラクタを投入することでラインナップを強化し、省力化や軽労化等を図り、農業の生産性向上につなげる。
「TJW1233-R」は、農業の大規模化に対応するため、国内最大クラス・123馬力の有人監視型ロボットトラクタとして業界に先駆けて市場投入される。
◎主な特長
「T.JapanW」TJW1233-RJSPTRB
■対応できるほ場形状を拡大
従来の対応ほ場(長方形、平行四辺形、台形等)に加え、曲線・直線がある変形ほ場にも対応。さまざまな形のほ場での作業が可能となった。適応するほ場が広がることで、さらなる高精度作業を実現する。ほ場の形状にあわせた最適作業ルートを自動生成できるため、未熟練者でも効率のよい作業が行える。
■独自の「Home位置誘導」機能
ロボット作業の終了後、リモコンまたはタブレット操作により事前に設定したHome位置まで自動で走行する機能を追加。これにより、ロボット作業終了後に、指定したHome位置まで自動で移動するため、大区画ほ場においても効率的な作業が可能。
■複数の位置情報による補正で、高精度作業を実現
GPS(GNSS)の位置情報に対し、無線基地局RTK(Real-Time Kinematic)・基地局の設置が不要なVRS(Virtual Reference Station)・本機アンテナ内IMU(Inertial Measurement Unit)機体ローリング・ピッチング・ヨーに対する補正により高度な位置補正を行い、高精度な自動運転を実現。
■作業にあわせて選べる2つのモード
作業機・ほ場登録を行うことで自動で最適な作業走行経路を走行し、有人監視下で無人運転する「ロボットモード」と、作業機・基準線を登録することで自動で最適な作業走行経路を形成し、作業走行をアシストする「自動操舵モード」を選べる。自動操舵モードは、有人作業と無人作業(ロボットモード)が選択できる。
■無人機・有人機の協調作業により、さらなる省力化・効率化を実現
無人運転するロボットトラクタを監視しながら、作業者がもう1台のトラクタを作業する協調作業を行うことで、効率的な農作業を実現する。
◎商品名・型式・小売希望価格(消費税込):
「T.JapanW」TJW1233-R(123馬力)
・TJW1233-RXSLP33B(2302万6300円
・TJW1233-RDSP10B(2191万9700円
・TJW1233-RJSPN1B(2294万2700円)
TJW1233-RJSPTRB(2288万8800円)
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