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ミノリオとカネコ種苗 廃プラスチック熱分解油の農業利用に向けた取り組み開始2024年9月18日

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GNホールディングス傘下の農業法人mino-lio(ミノリオ)(群馬県高崎市)と、カネコ種苗(群馬県前橋市)は、廃プラスチックを熱分解・蒸留して生成される灯油質を、mino-lioが運営する「ぐるりいちご農園」で、いちご栽培における燃料として継続的に利活用する。この取組みは9月中に実証実験を始め、今季のいちご栽培から本格的に実装する予定。

ミノリオとカネコ種苗 廃プラスチック熱分解油の農業利用に向けた取り組み開始_01.jpg

取り組みの概要

今回の廃プラスチック由来の灯油質を用いた取り組みは、GNグループとカネコ種苗以外に、六洋電気(福島県福島市)、赤尾商事(群馬県高崎市)の協力で実現した。

プラスチックは高熱をかけることで分解され、油(廃プラスチック熱分解油)へ戻る。六洋電気は、油化装置のほかに小型の蒸留設備を完備しており、原油に相当する廃プラスチック熱分解油を、さらに軽油質や灯油質等に分留することが可能。この廃プラスチック熱分解油はカーボンオフセット商品で、カーボンオフセット量は1リットルあたり2.17kg-CO2となる。

今後、廃プラスチックのリサイクルを考えていく上で、廃プラスチック熱分解油を生活シーンにマッチした油分へ分留することができれば、様々な用途へ利用・応用でき、社会実装への道が拓けると考えられる。

農業法人のmino-lioは、GNグループ各社の自動車整備工場から排出される使用済みエンジンオイル(廃油)を、ビニールハウス園芸の暖房燃料に利活用した上で、自社の「ぐるりいちご農園」にていちごを栽培し、資源循環型農業を実践してきた。廃油は濾過し、再生重油に転換された上で使用しているが、廃棄物有効利用の観点から再生重油は省エネ法上「非化石燃料」に分類され、温対法上では燃焼しても二酸化炭素排出は実質ゼロカウントとなる。

これまで、ぐるりいちご農園内の光合成促進装置と培地加温システムについては一般の灯油を使用。実証実験では、これを廃プラスチック由来の灯油質に100%置き換えることで、GHGプロトコロルのスコープ1(自社のCO2直接排出)の脱炭素化を目指す。

スコープ2(他社供給の電気等)については、再生可能エネルギー由来の電力契約を今秋よりスタートさせる予定で、廃プラスチック熱分解油の導入により、カーボンフリー農業スキーム構築に一歩近づけることができる。

◎各社の役割:カネコ種苗監修により以下3点を実施

①六洋電気で廃プラスチックを油化・蒸留し灯油質を生成

②赤尾商事が上記灯油質を、六洋電気(福島県)から「ぐるりいちご農園」(群馬県)へ運搬

③mino-lioが自社の「ぐるりいちご農園」で、上記灯油質を利活用し、いちご栽培を実施

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