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植物用紫外線照射装置を開発・製造・販売する仏スタートアップ企業へ出資 クボタ2024年10月25日

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株式会社クボタは、果樹や芝などに紫外線を照射することにより植物自体の抵抗力を高め、農薬の使用量削減や収穫量の増加を実現する装置を開発・製造・販売するフランスのスタートアップ企業、UV Boosting社に出資したと発表した。

植物用紫外線照射装置を開発・製造・販売する仏スタートアップ企業へ出資 クボタ_01_2.jpg

UV Boosting社は、果樹の栽培やスポーツ施設などの芝の手入れに使用する紫外線照射装置を開発・製造・販売しているフランスのスタートアップ企業。UV Boosting社の紫外線照射装置は、紫外線の中でもより短い波長の光を葉に照射することで、病原体へ抵抗性を高めるサリチル酸などの植物ホルモンの分泌を促す。植物自体の病原体への抵抗力が上がることで、病気を抑制し農薬の使用量の削減が期待できる。さらには、霜や干ばつなどの悪天候による植物の生育障害の影響も低減することができるため、収穫量の増加も期待できる。

欧州では、環境負荷の低減と持続的な成長をめざすための取り組みが進んでおり、生態系に配慮した栽培方法が急速に普及し始めている。そのため、今後化学農薬の使用量の低減に向けたソリューションの需要が拡大していくと考えられる。

クボタは果樹をはじめとしたスペシャリティクロップの分野でのソリューション提供に注力しており、今後もスタートアップ企業への出資や協業などを通じて、農業経営の安定や環境負荷低減を目指す。

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