植物用紫外線照射装置を開発・製造・販売する仏スタートアップ企業へ出資 クボタ2024年10月25日
株式会社クボタは、果樹や芝などに紫外線を照射することにより植物自体の抵抗力を高め、農薬の使用量削減や収穫量の増加を実現する装置を開発・製造・販売するフランスのスタートアップ企業、UV Boosting社に出資したと発表した。
UV Boosting社は、果樹の栽培やスポーツ施設などの芝の手入れに使用する紫外線照射装置を開発・製造・販売しているフランスのスタートアップ企業。UV Boosting社の紫外線照射装置は、紫外線の中でもより短い波長の光を葉に照射することで、病原体へ抵抗性を高めるサリチル酸などの植物ホルモンの分泌を促す。植物自体の病原体への抵抗力が上がることで、病気を抑制し農薬の使用量の削減が期待できる。さらには、霜や干ばつなどの悪天候による植物の生育障害の影響も低減することができるため、収穫量の増加も期待できる。
欧州では、環境負荷の低減と持続的な成長をめざすための取り組みが進んでおり、生態系に配慮した栽培方法が急速に普及し始めている。そのため、今後化学農薬の使用量の低減に向けたソリューションの需要が拡大していくと考えられる。
クボタは果樹をはじめとしたスペシャリティクロップの分野でのソリューション提供に注力しており、今後もスタートアップ企業への出資や協業などを通じて、農業経営の安定や環境負荷低減を目指す。
重要な記事
最新の記事
-
「農業者のための農協」貫く(2)JAみっかび組合長 井口義朗氏【未来視座 JAトップインタビュー】2025年3月4日
-
政府備蓄米売り渡し 2回目入札6万t 速やかに準備を 江藤農相指示2025年3月4日
-
創刊100周年 第66回全国家の光大会レポート2025年3月4日
-
7年産主食用米高騰の弊害を考える【熊野孝文・米マーケット情報】2025年3月4日
-
「JA全農杯全国小学生選抜サッカー大会」東北代表チーム決定 優勝は「Renuovens Ogasa FCジュニア」2025年3月4日
-
「JA全農杯全国小学生選抜サッカー大会」関西代表チームが決定 優勝は「ヴィッセル神戸U-12」2025年3月4日
-
【人事異動】全農(4月1日付)2025年3月4日
-
【人事異動】全農(4月1日付)2025年3月4日
-
造粒加工適性が大事 肥料メーカーからみた原料堆肥との向き合い方2025年3月4日
-
ベランダで米づくり「バケツ稲づくり」個人申し込み受付開始 JAグループ2025年3月4日
-
光選別機「ペレットソーターII」新発売 サタケ2025年3月4日
-
圃場登録機能を搭載した新型自動操舵システム「コムナビAG501」発売 HOSAC2025年3月4日
-
消費と生産をつなぐ生協の実践を報告「有機野菜技術フォーラム」登壇 パルシステム2025年3月4日
-
飼料メーカー専用品「マイクロライフ プライム」発売 東亜薬品工業2025年3月4日
-
牛乳にまつわる話だけのSNS漫画雑誌『週刊土日ミルク』第2号発行 Jミルク2025年3月4日
-
宇宙×園芸の未来を拓く「千葉大学宇宙園芸国際ワークショップ2025」開催2025年3月4日
-
鳥インフル 米ニュージャージー州からの生きた家きん、家きん肉等 輸入を一時停止 農水省2025年3月4日
-
高校生が森・川・海の「名人」を取材「第23回聞き書き甲子園」優秀作品を決定2025年3月4日
-
香港向け家きん由来製品 茨城県からの輸出再開 農水省2025年3月4日
-
プラントベース「ナチュレ 恵 megumi 植物生まれ」リニューアル 雪印メグミルク2025年3月4日