「こうべ里山SDGs農業」推進 市内産たい肥を活用したペレット販売 神戸市2024年10月29日
神戸市は、有機農業をはじめとする地域資源循環型・環境保全型農業を推進する「こうべ里山SDGs農業」の新たな取り組みとして、市内産たい肥を加工した「堆肥ペレット」の販売を開始する。
農家向け(左)と市民向け(右)
西北神に広がる豊かな里山農村地域で、生産地と消費地が近い利点を活かした都市近郊農業が盛んな神戸市は、「みどりの食料システム戦略」の実現に向け、耕畜連携による市内産たい肥の利用促進や、下水から回収した「こうべ再生リン」を配合した肥料等の先進的な技術を活用した取り組みを実施するなど、持続可能な農業モデルを展開している。
このほど販売する「堆肥ペレット」は、(一財)神戸農政公社が、市内で生産された牛ふんたい肥を円柱状に加工後、冷却・乾燥し、袋詰めしたもの。農家向けの「牛ふん堆肥ペレット」と市民向けの「こうべSDGs堆肥」の2種類を販売する。いずれも扱いやすく散布が容易で、保存性が高いため広域流通でき、大きさが均一で品質が安定。今後は、こうべ再生リン等との指定混合肥料の開発を予定している。
<商品概要>
■「牛ふん堆肥ペレット」
内容量:12kg(農家向け)
希望小売価格:990円(税込)
販売場所:JA兵庫六甲西・北営農総合センター
販売時期:11月21日(予定)
■「こうべSDGs堆肥」
内容量:1kg(市民向け)
希望小売価格:400円(税込)
販売場所:JA兵庫六甲市内直売所およびホームセンター
販売時期:12月下旬
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