"2035年の農業"見据え ヤンマーがコンセプト農機を初公開2024年11月8日
ヤンマーホールディングスは「YANMAR DESIGN みらいのけしき展」(11月8~15日、東京・八重洲のYANMAR TOKYO地下1階)で、2035年の農作業を想定した原寸大のコンセプト農機を初めて一般公開している。
キャビンを共通化
同社のデザイン戦略「ヤンマー・プロダクト・ビジョン(YPV)」を具体化した新しい意匠を採用し、キャビン構造も見直した。キャビンは外骨格フレームで高い居住性や広い視界を実現し、建設機械とも共通化した。操作パネルには大型ディスプレイを配し、HMI(ヒューマン・マシン・インターフェイス)の要素も取り入れている。エアレスタイヤも提案している。
ヤンマーホールディングス デザイン戦略を発表 未来の農業機械も公開
同じ車体を使い、完全自動化を想定したキャビンレスの仕様も披露した。キャビンスペースに自動化、電動化のためのハイブリッド機器を搭載し、作業場所や作業者のニーズに合わせたカスタマイズを可能にしている。
建機では今後増えるリノベーションや屋内作業を想定して電動化を進める。災害時にはいち早く現場に移動するため、クローラではなく走行に最適なホイール(タイヤ) を採用。自走式バッテリー車による自動給電も可能にした。
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