ビール酵母細胞壁由来 農業資材の「植物活性メカニズム」解明へ アサヒバイオサイクル2024年11月20日
アサヒバイオサイクルは、ビール酵母細胞壁水熱反応物にRCS(活性炭素種)が存在することを発見。この研究成果について、イギリスの査読付き科学雑誌に論文を投稿した。ビール酵母細胞壁水熱反応物からのRCS生成というメカニズムは特許出願中。
ビール酵母細胞壁水熱反応物は、ビール酵母細胞壁由来の農業資材などとして2017年から販売されてきた。この物質は、植物の生育や免疫力を高めることが確認されていたが、そのメカニズムについては解明されていなかった。
このほど、ビール酵母細胞壁水熱反応物からRCSが生成することが明らかになり、ビール酵母農業資材による植物の生育や免疫力への影響などの"植物活性のメカニズム"解明に繋がる知見が得られた。これは、ビール酵母細胞壁水熱反応物から得られる適量のRCSが "即効性のあるポジティブストレス"を与え、植物ホルモンが内生され、植物の生育促進に効果をもたらす可能性が示唆されたことになり、"植物活性メカニズム"の技術的裏付けの一つになると考えられる。
同社は、今回の研究成果で得られた技術的裏付けを「X-RCS(クロス アール・シー・エス)」と名付け、この技術に裏打ちされた、ビール酵母細胞壁由来の農業資材のさらなる普及を目指し、メカニズムのさらなる解明を進める。
重要な記事
最新の記事
-
シンとんぼ(139)-改正食料・農業・農村基本法(25)-2025年4月26日
-
みどり戦略対策に向けたIPM防除の実践(56)【防除学習帖】第295回2025年4月26日
-
農薬の正しい使い方(29)【今さら聞けない営農情報】第295回2025年4月26日
-
1人当たり精米消費、3月は微減 家庭内消費堅調も「中食」減少 米穀機構2025年4月25日
-
【JA人事】JAサロマ(北海道)櫛部文治組合長を再任(4月18日)2025年4月25日
-
静岡県菊川市でビオトープ「クミカ レフュジア菊川」の落成式開く 里山再生で希少動植物の"待避地"へ クミアイ化学工業2025年4月25日
-
25年産コシヒカリ 概算金で最低保証「2.2万円」 JA福井県2025年4月25日
-
(432)認証制度のとらえ方【三石誠司・グローバルとローカル:世界は今】2025年4月25日
-
【'25新組合長に聞く】JA新ひたち野(茨城) 矢口博之氏(4/19就任) 「小美玉の恵み」ブランドに2025年4月25日
-
水稲栽培で鶏ふん堆肥を有効活用 4年前を迎えた広島大学との共同研究 JA全農ひろしま2025年4月25日
-
長野県産食材にこだわった焼肉店「和牛焼肉信州そだち」新規オープン JA全農2025年4月25日
-
【JA人事】JA中札内村(北海道)島次良己組合長を再任(4月10日)2025年4月25日
-
【JA人事】JA摩周湖(北海道)川口覚組合長を再任(4月24日)2025年4月25日
-
第41回「JA共済マルシェ」を開催 全国各地の旬の農産物・加工品が大集合、「農福連携」応援も JA共済連2025年4月25日
-
【JA人事】JAようてい(北海道)金子辰四郎組合長を新任(4月11日)2025年4月25日
-
宇城市の子どもたちへ地元農産物を贈呈 JA熊本うき園芸部会が学校給食に提供2025年4月25日
-
静岡の茶産業拡大へ 抹茶栽培農地における営農型太陽光発電所を共同開発 JA三井リース2025年4月25日
-
静岡・三島で町ぐるみの「きのこマルシェ」長谷川きのこ園で開催 JAふじ伊豆2025年4月25日
-
システム障害が暫定復旧 農林中金2025年4月25日
-
神奈川県のスタートアップAgnaviへ出資 AgVenture Lab2025年4月25日