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IHIアグリテック 急勾配対応「リモコン式小型ハンマーナイフ草刈機」が農林水産技術会議会長賞2024年11月29日

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IHIアグリテック(長野県松本市)が開発した、急勾配対応の「リモコン式小型ハンマーナイフ草刈機」が、令和6年度(第25回)「民間部門農林水産研究開発功績者表彰」で、「農林水産技術会議会長賞」を受賞した。

表彰式に参加した関係者。左からIHIアグリテック開発部佐野修一氏、同木島悦男氏、同牧洋文氏、農林水産技術会議会長の本川一善氏

表彰式に参加した関係者。
左からIHIアグリテック開発部佐野修一氏、同木島悦男氏、同牧洋文氏、農林水産技術会議会長の本川一善氏

同表彰は、農林水産業その他関連産業に関する研究開発のうち、民間が主体で行っているものに対し、優れた功績をあげた者を対象に贈られ、IHIアグリテックとしては初めての受賞となる。

今回受賞した「「リモコン式小型ハンマーナイフ草刈機」は、最大傾斜角45度の急勾配で、市販品に対して2倍以上の高い能率での草刈作業を安全な場所からのリモコン遠隔操作でき、産現場の労働負担の低減に大きく寄与したことが評価された。

急勾配の斜面における草管理作業は、傾斜面での作業となるため姿勢が不安定で滑りやすい作業環境から、転倒・転落事故が多く、作業者の大きな負担になっている。同社はこれらの作業の省力化と安全性向上に貢献することを目指して製品を開発し、2022年6月に発売。目標販売台数300台を当初目標より1年早く2024年に突破した。

◎小型ハンマーナイフ式草刈り機「SH950RC」特長と受賞理由

リモコンで操作する小型ハンマーナイフ式草刈り機「SH950RC」リモコンで操作する小型ハンマーナイフ式草刈り機「SH950RC」

・10kWガソリンエンジンを搭載。走行部は油圧クローラ式、刈取部も油圧駆動とした軽量コンパクトな低重心設計により最大適用傾斜角45度を達成。

・軽トラックで運搬できる小型の機体でありながら、勾配斜度・草種・草丈とさまざまな条件下で比較検証試験を行った結果、市販の歩行型草刈機、肩掛け式刈払機およびリモコン草刈機に対していずれも2倍以上の作業能率を得ることができた。

・同草刈機を使用することで、急勾配法面においてもリモコンを用い、安全な場所から遠隔操作で高い作業を行うことができる。

・安全かつ、草刈作業を行う現場の生育状態や機械搬入のための道路状況に左右されること無く高能率作業を行うことができるという特徴を持つ本製品は生産現場の労働負担の低減に大きく寄与できることを確認した。

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