もみ殻灰や刈草など再利用「プランターの土」Makuakeで先行販売 北陸ポートサービス2024年12月12日
木質廃棄物の再生・循環事業に取り組む北陸ポートサービス株式会社(富山県射水市)は12月13日、資源の再生循環事業の一環として、本来廃棄されるもみ殻灰や刈草・剪定枝葉・伐採木を再利用した培養土「プランターの土」の先行販売をMakuakeで12時から開始する。
農家や造園業のプロは、様々な環境や育てる植物の特徴に合わせて土壌改良を行い、適切な肥料を配合して植物を育てるが、家庭菜園など経験の浅い一般の人は土の状態を軽視しがち。植物がうまく育たなかったり、病気や害虫の侵入に苦労することが少なくない。「プランターの土」は、そのままプランターや花壇に入れて使うだけで、さまざまな植物を安定して元気に育てられる培養土。豊富な知識を持つ経験者の協力を得て完成した。
培養土「プランターの土」
「プランターの土」は、オリジナル堆肥を使うことで、土壌が改良され、根圏微生物などの有効菌の活動が活発になる。その結果、微生物の働きによって団粒構造が促進され、養水分の吸収力および保持力が向上し、土壌の保肥性や保水性が改善される。さらに、団粒構造になると土がふかふかになり、耕作がしやすくなるというメリットもある。
透水性や通気性の向上が期待できる赤玉土で、水もちや肥料もちが良い。粒状の土の集合体であるため、粒の中や粒同士の隙間に水や空気がたまりやすく、植物の根がそれを吸収しやすい構造になっている。
また、サハリンピートモスも加えることで保肥性、と保水性が向上。サハリンピートモスは、長い繊維と短い繊維が混ざった製品で、主に長い繊維が多くを占めるが、その中に短い繊維も含まれている。この長短の繊維が組み合わさることで、さまざまな条件に適応しながら、空気層を維持。保肥力、保水力と膨軟性を高めることで、土壌に適度な空気が含まれ、ふわふわとした状態が保たれる。
「プランターの土」は、1袋、14L入りで標準的なプランターにちょうど使い切れるサイズ。重さは約7kgに抑え、持ち運びや保管もしやすい。
重要な記事
最新の記事
-
「農業者のための農協」貫く(2)JAみっかび組合長 井口義朗氏【未来視座 JAトップインタビュー】2025年3月4日
-
創刊100周年 第66回全国家の光大会レポート2025年3月4日
-
7年産主食用米高騰の弊害を考える【熊野孝文・米マーケット情報】2025年3月4日
-
造粒加工適性が大事 肥料メーカーからみた原料堆肥との向き合い方2025年3月4日
-
ベランダで米づくり「バケツ稲づくり」個人申し込み受付開始 JAグループ2025年3月4日
-
圃場登録機能を搭載した新型自動操舵システム「コムナビAG501」発売 HOSAC2025年3月4日
-
消費と生産をつなぐ生協の実践を報告「有機野菜技術フォーラム」登壇 パルシステム2025年3月4日
-
飼料メーカー専用品「マイクロライフ プライム」発売 東亜薬品工業2025年3月4日
-
牛乳にまつわる話だけのSNS漫画雑誌『週刊土日ミルク』第2号発行 Jミルク2025年3月4日
-
宇宙×園芸の未来を拓く「千葉大学宇宙園芸国際ワークショップ2025」開催2025年3月4日
-
鳥インフル 米ニュージャージー州からの生きた家きん、家きん肉等 輸入を一時停止 農水省2025年3月4日
-
高校生が森・川・海の「名人」を取材「第23回聞き書き甲子園」優秀作品を決定2025年3月4日
-
香港向け家きん由来製品 茨城県からの輸出再開 農水省2025年3月4日
-
プラントベース「ナチュレ 恵 megumi 植物生まれ」リニューアル 雪印メグミルク2025年3月4日
-
カインズ 会津若松店で「中干延長米」の販売実験開始2025年3月4日
-
【役員人事】住友化学(4月1日付)2025年3月4日
-
【役員人事】三井化学クロップ&ライフソリューション(4月1日付)2025年3月4日
-
【人事異動】エスビー食品(4月1日付)2025年3月4日
-
「第9回高校生科学教育大賞」支援対象校を募集 バイテク情報普及会2025年3月4日
-
「スマート置き配」採用 オートロック付きマンションで利便性向上 コープみらい2025年3月4日